AppleシリコンのMacでUTMを使用してKali Linuxの仮想環境を構築する（シンプルver）

はじめに

7日間でハッキングをはじめる本のMacユーザー向け記事です。
※先日投稿した記事よりも簡単にできる方法があったのでシェアします。

環境

• ハード：MacBook Air M2 2022
• ホストOS：MacOS Sonoma 14.3.1
• 仮想化ソフト：UTM 4.5.4
• ゲストOS：Kali Linux 2024.3

手順

1. UTMのインストール

公式サイトからダウンロードするかHomebrewでインストールする方法がありますが、今回はHomebrewを採用しました。

brew install --cask utm

2. Kali Linuxのダウンロード

インストールしたUTMを起動しトップ画面の「UTMギャラリーをブラウズ」を選択します。

UTMギャラリーの中から「Kali Linux」を選択します。

Kali Linuxのページが開くので「Download」ボタンを押下します。

※ダウンロードにはかなり時間がかかります（筆者の環境で４時間くらい）

3. Kali Linuxのログイン確認

ダウンロードした「kali-linux-2023-arm64-utm.zip」を解凍して「Kali Linux 2023.utm」ファイルをダブルクリックします。

UTMの画面が表示されるので右上の再生ボタンを押下します。

Kali Linuxのログイン画面が表示されるのでUTMギャラリーの画面にあるログイン情報を入力します。

記事作成時のログイン情報

Username: kali
Password: kali

無事にログインできたら以下のようなトップページが表示されます。