はじめに
Kali LinuxはデフォルトでQTerminalが使われているのですが、フォントをインストールしてもQTerminalの設定では選択できなかったのでその対応方法を記録します。
環境
- OS:Kali Linux 2024.3
手順
使用するフォントのインストール
今回はPlemolJPをインストールしていきます。フォントによってはapt install
だけでインストールできるのですがこのフォントは別途対応が必要です。
# PlemolJP NFのダウンロード
wget https://github.com/yuru7/PlemolJP/releases/download/v1.7.1/PlemolJP_NF_v1.7.1.zip
# PlemolJP NFの解凍
unzip PlemolJP_NF_v1.7.1.zip
# PlemolJP NF用のディレクトリを作成してフォントを移動
sudo mkdir -p /usr/local/share/fonts/PlemolJP_NF
# すべての .ttf ファイルを再帰的に検索してコピー
sudo find PlemolJP_NF_v1.7.1 -name "*.ttf" -exec cp {} /usr/local/share/fonts/PlemolJP_NF/ \;
# フォントキャッシュの更新
sudo fc-cache -fv
# インストールの確認
fc-list | grep "PlemolJP"
QTerminalの設定変更
注意
QTerminalを開きっぱなしにしていると設定が反映されないため閉じてから作業を進めてください。
ファイルマネージャー(Thunar)を起動し「表示」から「隠しファイルを表示」を選択します。
隠しファイル(.configなど)が表示されていることを確認します。
~/.config/qterminal.org/qterminal.ini
を開きます。
「fontFamily」に使用するフォント(今回はPlemolJP Console NF
)を記載します。
このファイルを保存して改めてQTerminalを表示するとフォントが変更されていることが確認できます。