【DAO(分散型自律組織)ってダメじゃない?】
今回の話は、「Data Access Object」じゃないよ、「Decentralized Autonomous Organization」の方の話。
今更感もあるけど、昔書いた文書をアップし始めたから、興味ある人は短いので読んでみて。
DAO=「多数決で決断する。」
これって、皆が満足する方向にしか行かない。
普通の人には理解しがたい先見の明があり、馬鹿みたいにそれを信じる「とんがった人」が、イノベーションを起こすんだと思う。
ウォークマンは皆に反対された。スマホだって、電気自動車だって最初は多くの人に使いにくいと言われた。
多数決というのは、常に「まーるく」なりやすい。
DAOは、多くの満足の方向にしか行かないので、失敗は少ないと思うけど、大成功もないと思う。
とんがった進化が貧富の差を生んだのかもしれないから、DAOは、貧富の差を是正するのに貢献することはできるかもしれない。
貧富の差をなくすのがDAOの存在理由かな。
つまり、トランスフォーメーションしない、安定を求める組織・集団なんだろうな。
もちろん、全てがDAOになるわけじゃなくて、イノベーションは別の集団に任せる事になるから、
DAOが出てきてもイノベーションには大きな影響はないかもしれない。
結局DAOは問題を起こさない、毒にも薬にもならない、仲良し集団として存在するのかな。
DAOは民主主義ではあるけど、無政府共産主義のような気もする。
分からないことが多すぎる、けど・・・。
んっ!?
なんか、DAOは、多くの古典的日本企業の姿に似てないか?と思えてきた。