#人が成長するって何だろう?
エンジニアを長くやってきました。
株式会社やどかりをやっている松澤です。
最近、年をとってくるとコードを書く時間よりも、設計をする時間。
設計をする時間よりもマネジメントをする時間と変わってきています。
少し年をとった分、エンジニア、人としての成長って何かを考えてみたことがあるので
今回は書いてみたいと思います。
##ドラクエみたいに成長って右肩上がりと思っていたころ
まだ何も考えられずに社会人になってエンジニアになりはじめたころは
勉強や仕事をすればするほどレベルがあがるドラクエみたいに
やった分だけ自分のレベルが上がると思って全力で走っていました。
先輩を見ても、みんな雲の上くらいに上だと感じるし、
自分がわからないことも調べなくても
いろんなことがスラスラ出てくるし、
**「すげー、かっこいいー」**と思うことが多かったですね。
そして実際にもわからないことだらけだった20歳代のころは
勉強したことが着実に力がついてレベルがあがっていたのも
毎日では気づきにくかったですが、あとで考えると力になっていた気がします。
##後輩や部下がついたら「おやって」感じ始めたころ
30歳くらいになるとやれることも多くなってきて
サブリーダーやリーダーになられる方も多いと思います。
自分よりも若い人が社内に入ってきたりして、
自分が教わることもいっぱいあるんですけど
初めての後輩がついていっぱい教えてあげたくなったり
思ったようにチームや後輩が育たなかったり
結構壁と呼ばれるものにぶつかることも多いし
また今までよりも多くの責任や期待を会社から受けたりして
一人の力でやれることを考えるよりも
チームでやれることを考える必要もでるし
外部の方々との接点も増えてくる頃です。
その結果、今までの会社で頑張り続ける人もいれば
転職されたり、フリーランスになったり、会社起こしたり
プライベートでは、はたまた結婚なんてこともあったり
人生でいろいろ考えさせられる時期です。
ここでは何が正解かということは、
自分の人生として判断して決断したことを
後々に後悔しないことだけが大事な時期です。
##でもさ、人生ってゴールは1つじゃないんだよ
ここで冒頭のドラクエを思い出してもらうとよいのですが、
実はエンジニアという一次職からスタートをすることは
多いと思うのですが、実は二次職へ転職する時期だったり
するんですよね。
ドラクエでいえば魔法使いでスタートしたけど
賢者になったり
はたまた魔法剣士になったり
場合によっては召喚士になるのかもしれません。
私達のITの仕事をしていると、ずーっとエンジニアという職で
頑張らなければいけないという錯覚に陥るのですが、
実は結構な人が二次職に転職されている事が多いです。
具体的には
- システムエンジニア
- セールスエンジニア
- クリエイター
- プロデューサー
- プロジェクトマネージャ
- テクニカルディレクター
- フルスタックエンジニア
- etc
ざーっと考えてみても、+αで何を身につけるかで
ほんとに多くの二次職があると思います。
このあたりがあまりわからないままに一次職のエンジニアを
経験されていることがたまにもったいないなと思います。
私はたまたま勉強していたことなどから
結果として**「テクニカルディレクター」**になったな
とは実感していて私としても満足はしているのですが
他の道も面白そうだったなと思い返すことも多いです。
人生の道はわかりやすい一本道ではありません。
いろいろと考えて悩んで自分が進むべき道を見つけて
切り開いていってもらいたいなと思います。
ありがとうございましたm(__)m