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USD形式の空間スキャンデータを用意する(メッシュ&3DGS)

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Last updated at Posted at 2026-09-10

はじめに

NVIDIAのシミュレーションソフトであるIsaac SimではすべてのシーンをUSD形式で扱います。3DGSなどの空間データもUSD形式で取り込む必要があります。

この記事では、無料でUSD形式の空間スキャンデータを用意する方法を、メッシュと3DGSの両方について説明します。

メッシュの作成(Scaniverse)

シミュレーションに使用するため、現実と同じ大きさのメッシュを作成することが重要です。

LiDARセンサー搭載のiPhoneでScaniverseアプリを使うと、無料で実寸大のメッシュを作成できます。

スキャンの手順

1. モードの選択

Scaniverseアプリでメッシュを選択します。

ScaniverseのSplatモード(3DGS)は広範囲のスキャンには向いていません。

image.png

2. 撮影モードの選択

大きなオブジェクト/エリアモードで撮影します。

image.png

3. 撮影のコツ

  • 3DGSとは異なり、同じ場所をいろいろな角度から撮影する必要はありませんが、LiDARレーザーが届く距離を意識してくまなく撮影する必要があります。足りない部分は穴になってしまいます。

image.png

  • 一周回って戻ってきたときにずれてしまうことがあるため、ゆっくり移動し、できるだけ同じ場所を2度撮影しないようにします。

(といっても、私もまだうまくきれいなメッシュスキャンはできていないですが・・・)

参考記事

4. 生成

撮影が終わったら、Areaモードで生成します(スマホ内で処理されます)

image.png

5. エクスポート

共有 > モデルのエクスポート を選択します。

image.png

形式は usdz を選択します。

image.png

別途3DGSを作成する予定があれば、plyでも書き出しておくと便利です。plyは点群形式なので、LichtFeld Studioで通常の3DGSと大きさを合わせる際に使用できます。

Isaac Simへの取り込み

usdzファイルは、USD形式に変換せずとも、そのままテクスチャ付きでIsaac Simに取り込めます。

image.png

部屋の中など天井がある場所では暗くなるため、右上のStageLightをCameraLightに変更すると見やすくなります。

image.png

USD変換(参考情報)

usdzのままで取り込めるため不要ですが、参考までにUSD変換の手順を記載します。

PCでBlenderを開き、usdzファイルを読み込みます
テクスチャが正しく表示されていることを確認します

スクリーンショット 2026-09-10 151144.png

エクスポート > USD を選択します

image.png

拡張子が .usdc になっている場合は、.usd に変更します

image.png

USDファイル自体にはテクスチャが含まれず、別途textureフォルダが生成されます。
フォルダを作成してその中にエクスポートし、textureフォルダごとIsaac Simに読み込んでください。

image.png

3DGSの作成

現時点では、正確な大きさの3DGSを作成できていません。以下の記事で紹介している手法で作成します。

LichtFeld StudioでのUSD出力

LichtFeld Studio(ver 0.5.3)はUSD形式での書き出しに対応しています。

image.png

大きさの調整

Scaniverseでメッシュ撮影したものを大きさの参考にする場合、ply形式で書き出しておけば点群形式でLichtFeld Studioに読み込めます。

image.png

向きがおかしくなる場合があります。また、USD形式のメッシュはLichtFeld Studioで読み込めませんでした。

今後

手動での位置合わせは大変なので、AprilTagを使った撮影&変換やスキャナー付きのカメラ(XGRID製品など)を使いたいですね

Isaac Simでの読み込み

Issac Simに読み込むとグレーになってしまいました。
スクリーンショット 2026-09-18 155256.png

Edit > Preferencesでウィンドウを出し
Rendering にある RTX Geometry Streaming (experimental) > Enablegeometry streaming (requires app restart) を有効化

スクリーンショット 2026-09-18 155330.png

そしてIssacSimを再起動

image.png

これで無事描画されました。ただあまりきれいではありません。RTX Geometry Streamingとあるので徐々に読み込んでいるようです。

Isaac Simでの3DGS読み込みに関する制約:

  • ver 6.0以降でのみ対応
  • 点群数は1,677万点以下である必要があります

参考記事:

おまけ:Niantic

Scaniverse ビジネス版

Scaniverseのビジネス版を使えば、メッシュと3DGS両方生成されるようです。ただしクラウド生成でお金もかかります。

この記事にプロモーションコードがありました。

この動画でNianticの生成する空間をロボットシミュレーションに使う話が語られています

サンプル

3DGS+衝突判定用メッシュの空間データのサンプルを、NianticがHuggingFaceでCC-BY-4.0で配布していました!

Nurecというのを選ぶとメッシュもついています。

スクリーンショット 2026-09-16 170352.png

tokyo streetは新大阪駅周辺でした。まあまあ広い

スクリーンショット 2026-09-16 170647.png

メッシュ含まれていますね。デフォルトでは非表示になっていました。

スクリーンショット 2026-09-16 173845.png

一番データの軽いpondicherry_nurecはそこまできれいではないですが、こんな感じ

スクリーンショット 2026-09-16 172438.png

スクリーンショット 2026-09-16 174452.png

まとめ

Isaac SimでUSD形式の空間データを用意する方法を紹介しました。メッシュはScaniverseで比較的簡単に作成できますがクオリティを上げるのは難しいですね。また3DGSは正確な大きさにする点が課題となっています。

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