数値書式とは
数値書式は数値を文字列に変換する際のフォーマットです。数値書式に使用できる主な要素は次のとおりです。
要素 | 説明 | 例 | |
---|---|---|---|
9 | 指定された桁数の値を表示 | 999999 | 1234 |
0 | 先行0または後続0を表示 | 099999 | 001234 |
$ | $記号の表示 | $99999 | $1234 |
L | ローカルの通貨記号の表示(日本語環境は¥) | L99999 | ¥1234 |
. | 指定された位置に小数点を表示 | 999.999 | 1.234 |
D | 指定された位置に小数点を表示 | 999D999 | 1.234 |
, | 指定された位置にカンマを表示 | 999,999 | 1,234 |
G | 指定された位置にカンマを表示 | 999G999 | 1,234 |
S | +または-記号を表示 | S999999 | +1234または-1234 |
V | 10のn乗を乗算した値を表示(nはVの後の9の数) | 999V999 | 123400 |
MI | (負の場合)右側に-記号を表示 | 999999MI | 1234- |
PR | (負の場合)<>で囲んで表示 | 999999PR | <1234> |
例1)数値12345.67を文字列に変換(有効桁数9桁、桁区切り「,」、小数点「.」)
SQL> SELECT TO_CHAR(12345.67, '999,999.999') FROM dual;
TO_CHAR(1234
--------------
12,345.670
例2)数値書式の有効桁数が不足(12345.67に対して整数4桁、少数3桁の書式)
SQL> SELECT TO_CHAR(12345.67, '9,999.999') FROM dual;
TO_CHAR(12
------------
##########
→整数部の桁数が不足しているため、「#」で表示されている。