肩こりは技術的負債だ!
初めまして。any株式会社でプロダクトマネージャーをしている、まつもん(@matsumon_)と申します。
アドベントカレンダー3日目にして、ちょっとゆるっとした記事を書いてみようと思います。
唐突ですが、エンジニアをはじめとしたデスクワーカーの皆様!肩こりや体の痛みに悩まされていませんか?
私自身、かつては「過集中にストレートネック。挙げ句の果てに体の痛みで寝られず、自律神経が乱れて強制終了」みたいな日々を過ごしてきました。
肩こりや猫背は、もはやデスクワーカーの職業病ともいうべき状況です。
コードの技術的負債には敏感でも、体の技術的負債には気づかない。いや、気づいていないふりをしているだけかもしれません。
今は騙し騙し動いていても、強制終了したら復帰には時間がかかります。
「コードを書くのが楽しい!」「デザインするのが楽しい!」などの気持ちも分かりますが、選手生命を少しでも長引かせるよう、画面の中だけでなく、自分自身にも興味を持つことを強くおすすめします。
日々のメンテナンスで、「短期的にも、長期的にも仕事のパフォーマンスが上がるのだなぁ」と、自分の身をもって実感しています。技術的負債ならぬ身体的負債を取り除いていきましょう!
ヨガをはじめるきっかけ
元々私の体は、前屈しても指先が膝までしか届かないような「超レガシーシステム」というべき状態でした。
そんな自分に漠然と焦りを覚えはじめた30代前半の頃、ちょうどコロナ禍に入り、リモートワークで運動不足が加速。
そんな折、友人がヨガインストラクターの資格をとったことをきっかけにヨガを始め、その後自身でもヨガインストラクターの資格をとりました。
しかし! 資格を取ったからといって、すぐにうまくはいきません。
資格取得をピークにヨガへの情熱が薄れはじめ、“仕事頑張りたい期”に入ったこともあり、寝る間も惜しんで「仕事!仕事!遅くまで仕事!」みたいなルーチンになっていきました。
そんな生活をしていたら、「寝始めてから1時間後に、寝汗で必ず起きてしまう」という状況に陥りました。
自律神経がバグって、休む機能がうまく働かなくなってしまったんですね。これが自分にとっての「強制終了」とも言うべき状態でした。
身体のリファクタリング
エンジニアの皆さんは、サーバーのCPU使用率が常に100%張り付きだったらどうしますか?
アラートが鳴り止まないのに、「まだ動くから」とリクエストを投げ続けますか? きっとしないと思います。
スケーリングするか、不要なプロセスをキルするなどして負荷を下げますよね。
当時の私は、交感神経(アクセルの役割)ばかりを踏み続け、副交感神経(ブレーキの役割)が機能不全を起こしていました。いわば使用率100%の状態。
監視をせず、見て見ぬふりをした結果、私の身体というハードウェアは熱暴走を起こしたのです。
心身の不調を経験した私は、ヨガやストレッチというものを、「身体のリファクタリング」や「正常な再起動」を行うための行為と定義づけて、日々行うようになりました。
特に私が個人的に効果があるなと感じている3つを書いていきます。
続けるポイントは「ラフにやる」ことです。
適当に太陽礼拝
ヨガのシークエンスに「太陽礼拝」というものがあります。
“ひと呼吸、ひと動作”で、 連続した12のポーズをとることで、全身を楽な状態に導きます。
そもそも、古典的なヨガでは「瞑想が究極の目的」とされています。
ポーズを取り、筋肉を伸ばす現代のヨガは、「瞑想を行うために、体の違和感に意識が向かない」ようにする効果を狙ったものらしいんですね。
「太陽礼拝」と名前がついている通り、起き抜けにやるのが吉。長時間横になって固まった体が、10分くらいでみるみる伸びていきます。
太陽礼拝の良いところは、「マットとか敷かずに適当にできる」ことです。
マット、面倒じゃないですか。敷くの。
まぁちょっと寝そべったりもするのですが、嫌でない方はフローリングとかで試してみてください。随分とヨガをやる敷居が下がります。
YouTubeなどで「太陽礼拝」と調べると、いっぱい動画も出てきますよ!
お気に入りは「下向きの犬のポーズ」。
背中と腿裏が伸びて、血流が良くなった感マシマシで、朝から「運動済み」という実績が解除される感覚を得られます。お手軽メンタル向上にも。
「ポモドーロ・テクニック・ストレッチ」
「ポモドーロ・テクニック」という時間管理術があります。
「25分間の集中作業と5分間の短い休憩を繰り返す」という時間管理を行うことで、集中力をキープし、タスク分割をすることで前に進みやすくする〜という方法です。
これの応用でタイマーをセットし、30分ごとに椅子から立って前屈をするなど、座っていると滞りがちな下半身の血流を促すような動きをしています。
仕事に集中すると1〜2時間くらいは同じ姿勢のままPC作業を続けてしまったりしますが、タイマーをかければなんとか気づける。
(そうは言ってられない日もありますけどね!)
1日8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて死亡リスクが約1.2倍になるといった研究結果があるそうです。こまめに動くことは、こういったリスクを軽減する働きもあると言われています。
巨大なプルリクはコンフリクトの嵐ですが、毎日の小さなプルリクはマージも簡単。
そんなノリでぜひこまめな休憩を心がけてみてください。
シャクティマットで強制スリープ状態に
一部の界隈でにわかに話題になっているシャクティマット。私も愛用者の一人です。
見た目は無数のプラスチックのトゲがついたマットで、トゲに指が触れると剣山のように痛いです(血は出ないくらいの鋭さです)。
この上に裸の状態で、背中から寝転がるんですが、最初は信じられないほど痛いです。
「無理無理無理無理!!!」と、「無」と「理」の文字だけが、頭の中を支配します。
でも、背中に強い刺激がくることで、脳がそっちに集中せざるを得なくなるんです。
結果、グルグル回り続けていた仕事の考え事が強制的にストップします。
そして数分経つと、背中の痛みが消え、深いリラックス状態に入れます。「スヤァ……」です。
これ、人間のバグだとしか思えないんですけど、痛みに慣れるって本当にあるんですね。怖さすら感じます。
考えすぎて脳が覚醒してしまっている時に、「物理的な刺激で強制的にオフモードにする」という荒技ですが、効果は絶大です。
どうしてもスイッチが切れない夜におすすめです。睡眠大事。
身体は買い替えのきかないハードウェア
個人的に敷居の低いおすすめメンテナンス方法3つを紹介してみました。
身体は、買い替えのきかないハードウェアです。
PCが壊れたら買い替えられますが、あなたの骨、筋肉、神経といった、体の構成要素の交換パーツはありません。
any株式会社はパーパスとして「個の幸福と組織の実利を両立する」ことを掲げています。
「幸福」は、心理的なものだと捉えられがちですが、健康な体ではじめて捉えられる感覚だと考えています。
ちょっとしたメンテナンスが、あなたのキャリアの寿命を伸ばし、明日書くコードの品質を、そして何より、あなた自身のQOLを向上させるはずです。
明日の朝、少しだけ体が軽いことを祈って!ナマステ!



