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Buddyを触ってみた

Last updated at Posted at 2020-08-27

image.png
今回、BuddyというCI/CDサービスを教えてもらったので、少し使ってみました。筆者のCI/CD経験はGitHub-Actions、TravisCIを少し触ったことがある程度です。

CI/CDがよくわかってない方は、CI/CDの基本がわかりやすかったのでオススメです。

Budyとは?

SaaS型のCI/CDツールです。
Buddy公式のHPを確認すると、

  • 導入時間の速さ
  • 100以上の連携アクション
  • CI/CDの速さ

が売りのようです。

Buddyを実際に使ってみる

OJT用に作ったアプリがあったので、このアプリのビルド確認とNetlifyへのドキュメント展開のパイプラインを作成してみました。

  1. ログインすると、プロジェクトを作ってみようと言われるので、Create new projectを選択します。
    Screen Shot 2020-08-25 at 1.05.50.png

  2. リポジトリを選択すると、プロジェクトが作成されます。

  3. パイプラインを作成していきます。トリガーのタイミング、どのブランチで実行するかなどを聞かれるので、設定しします。

  4. PipeLineの設定をします。リポジトリ内で利用されていると思われるツールが提案されるので、最初に実行するものを選択します。
    image.png

  5. アクションを追加すると、PRIMARY ACTIONSに先程追加したものが表示されます。
    image.png

  6. 後は、上下の+を押して、必要に応じた処理を追加していく形です。
    image.png

処理が失敗したときや、失敗した処理が正常に戻ったときに通知を行うことも可能です。
自分の場合はDiscordに通知が飛ぶようにしてみました。WebHookのURLを登録するだけです。
image.png

わざと落としてみたら、こんな感じで届きました。
image.png

使ってみて

パイプラインの流れ、環境変数の設定、キックする条件やアプリ間の連携などが全てGUIベースで行えるので、ポチポチしているだけでかんたんに設定ができました。パイプラインがビジュアル化されているため、CI/CDに疎く、普段yamlファイルを読まない方でも始めやすいです。
公式ドキュメントについては、図が多く、英語のテキストも手順や箇条書きベースでかかれておりました。なので、英語が苦手な方でも比較的簡単に始められそうです。

メリット

デメリット

  • 前のバージョンに戻す作業は大変そう(詳細未調査)
  • 無料版だと5プロジェクトの制限がある
  • 日本語の情報が少ない

料金

細かく比較するのは大変なので、とりあえず最初に触る無料枠と有料での最安プランで比較します。
ここでは、主に金銭面と性能制限の観点から見ています。

無料枠

無料枠 リポジトリ数 パイプライン/Job
並列実行
パイプライン/Job使用制限 サーバーOS サーバースペック
Buddy 5 1 120回のパイプライン処理/月 Linux
(他見つけられず)
CPU:2
キャッシュ:512MB
RAM:1GB
TravisCI 無制限
(OSSのみ)
5ジョブ並列実行 無制限 Linux/OSX/Windows OSによって差あり
GitHub-Actions 無制限 並列処理の記述なし GitHub-Actions利用時間2000分/月
GitHub Package利用500MB/月
Linux/OSX/Windows CPU:2
RAM:7GB
SSD:14GB
Circle-CI 無制限
(記述なし)
1 2500クレジット/週 Linux/Windows クレジットの仕様上、可変になる

無料枠だと、やはりGitHub-Actionsが良さそうです。
OSSであれば、Travis-CIでも良いかも。

有料枠最安値

有料最安値 お値段 リポジトリ数 パイプライン/Job
並列実行
パイプライン/Job使用制限 サーバーOS サーバースペック
Buddy $75/月 20 1 無制限 Linux
(他見つけられず)
CPU:2
キャッシュ:10GB
RAM:3GB
TravisCI $69/月
$63/月(年契約)
無制限 1 無制限 Linux/OSX/Windows OSによって差あり
GitHub-Actions $4 1ユーザー/月 無制限 並列処理の記述なし GitHub-Actions利用時間3000分/月
GitHub Package利用2GB/月
Linux/OSX/Windows CPU:2
RAM:7GB
SSD:14GB
Circle-CI $30~ 無制限
(記述なし)
必要に応じてスケール クレジット次第? Linux/OSX/Windows クレジットの仕様上、可変になる

課金を前提としてなら、Circle-CIが良さそうですが、
金額が固定ではないので、固定金額にしたいのであれば、BuddyやTravis-CIは考慮しても良いと思います。

まとめ

連携できるアプリも多く、使用感も悪くないのでCI/CDの入門やyamlファイルに書いていくのが苦手な人、手軽にCI/CD環境を用意したい人には良いサービスだと思います。
日本語の情報がほぼないのがしんどいですが、仕組みやドキュメント自体は良いと感じました。
どうしても英語は無理!という方以外なら、使ってみても良いと思います。

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