要約
xinput
コマンドで内蔵キーボードを無効化!
尊師スタイル
内蔵キーボードの上に外付けキーボードを置くスタイルのことをこのように呼ぶらしいです。
問題点
このようにキーボードを内蔵キーボードの上に直接おいてしまうと、キーがずっと押されっぱなしになってしまいます。そのため、これを防ぐための「キーボードブリッジ」と呼ばれる内蔵キーボードをカバーする道具が必要になります。
買いましょう。
更なる問題点
キーボードブリッジ、売っていませんでした。
売り切れでしょうか。販売中止でしょうか。
手作りしようにも材料が必要です。こんな時期なのでホームセンターとか行きたくないです。
解決策
では、邪魔な内蔵キーボードを無効化してしまいましょう。
xinput
コマンドを使います。
実際にコマンドを入力してみると、以下のように認識済みのデバイスたちが表示されます。
↪ sudo xinput
⎡ Virtual core pointer id=2 [master pointer (3)]
⎜ ↳ Virtual core XTEST pointer id=4 [slave pointer (2)]
⎜ ↳ 04CA00A0:00 04CA:00A0 Touchpad id=14 [slave pointer (2)]
⎣ Virtual core keyboard id=3 [master keyboard (2)]
↳ Virtual core XTEST keyboard id=5 [slave keyboard (3)]
↳ Video Bus id=6 [slave keyboard (3)]
↳ Power Button id=7 [slave keyboard (3)]
↳ Sleep Button id=8 [slave keyboard (3)]
↳ LG Camera: LG Camera id=13 [slave keyboard (3)]
↳ LG WMI hotkeys id=16 [slave keyboard (3)]
↳ USB-HID Keyboard System Control id=9 [slave keyboard (3)]
↳ USB-HID Keyboard id=10 [slave keyboard (3)]
↳ USB-HID Keyboard Consumer Control id=11 [slave keyboard (3)]
↳ USB-HID Keyboard id=12 [slave keyboard (3)]
↳ AT Translated Set 2 keyboard id=15 [slave keyboard (3)]
どれが内蔵キーボードかわからないですが、「USB」と書いてあるものは外付けっぽいので、「AT Translated Set 2 keyboard id=15」というのを無効化してみます。
↪ sudo xinput -disable "AT Translated Set 2 keyboard"
内蔵キーボードが反応しなくなりました!これで尊師スタイルを堪能できます。
ちなみに、-disable
のあとはデバイス名でなく、id(今回の場合はid=15なので、15)でも大丈夫です。デバイスを再び有効化したい場合は、-disable
を-enable
に変えて実行してください。
設定の永続化
上で紹介したコマンドを.xinitrc
ファイルに追記してください。永続化とは言っても、xinput -enable
すれば再び使えるようになるので安心してください。