先日、CentOSが開発方針を変更ーー「CentOS 8」は2021年終了、今後は「CentOS Stream」に注力 | OSDN Magazine なんてなことが話題になりました。
そこでWSL2でもCentOS Streamを使ってみようと思ったのでやってみました。結果的に、今年のアドベントカレンダーに書いてきた以下の3つの記事全部に関連する内容になりました。
お手軽な方法
CentOS Streamのrootfsを抽出しておいたので、ここからrootfs.tar.gzをダウンロードして、コマンドラインからインポートしてください。
公式の配布物をもとに自分でやってみる方法
CentOSのクラウドイメージ配布サイトから、CebtOS Stream 8のqcow2イメージをダウンロードします。ファイル名が「CentOS-Stream-GenericCloud-8-20201019.1.x86_64.qcow2」のやつです。
WSL2で仮想ディスクイメージをマウントするの手順に沿ってqcow2をマウントします(WSL2で作業するにはカーネルをビルドする必要もあります)。
途中はこうなりますよ。
$ sudo qemu-nbd -c /dev/nbd0 /mnt/c/<path>/<to>/CentOS-Stream-GenericCloud-8-20201019.1.x86_64.qcow2
パーティション /dev/nbd0p1
をマウントしたディレクトリ(ここでは /mnt/centos-stream
としておきます)に移動します。
tar
コマンドで、マウントしたディレクトリを丸ごと圧縮します。
$ cd /mnt/centos-stream
$ sudo tar -zcpf ~/rootfs.tar.gz `sudo ls`
できあがった ~/rootfs.tar.gz
をWindowsから見えるところに移動して、あとはコマンドラインからインポートしましょう。