TL;DR
UbuntuでJava環境を構築する際には、SDKMANを使用することがおすすめです。
apt経由でもJavaをインストールすることは可能ですが、自分でバージョンを選択したりバージョンを切り替えたりすることが難しいです。また、gradleなどのツールはリポジトリの追加が必要など、手間がかかってしまいます。
SDKMANを使用すれば、簡単に複数バージョンのJava(とJava関連のツール)をインストールし、バージョンを切り替えて使用することができます。
SDKMANのインストール
公式サイトのインストール手順に沿って行います。
まず、以下のコマンドを実行します。SDKMANがダウンロードされ、インストールされます。
curl -s https://get.sdkman.io | bash
インストール完了後、新しいターミナルを開き、以下のコマンドでSDKMANにパスを通します。
(一度実行するだけでOK。.bashrcなどに記載する必要は無し。)
source "/home/ユーザー名/.sdkman/bin/sdkman-init.sh"
インストールに成功しているかは、以下のコマンドで確認します。バージョンが表示されれば、インストールは成功です。
sdk version
Javaのインストール
まず、以下のコマンドでインストール可能なJavaを確認します。
sdk list java
インストールは以下のようにして行います。(例:AdoptOpenJDKのJava11(LTS)をインストール)
sdk install java 11.0.9.open-adpt
別バージョンのJavaをインストールする場合も、同様にインストールします。
sdk install java 14.0.2.hs-adpt
Javaツールのインストール
AntやMaven、GradleなどのJavaツールもSDKMANでインストール可能です。
例えば、Gradleをインストールする場合、Javaと同様に以下のコマンドでインストールします。
sdk list gradle
sdk install gradle 6.8