#題材
操作になれるため今回は、板状の簡単なパーツを描きます。
特に使用用途はありません。
この程度なら短時間で、練習できるかと思います。
##Autodesk Inventorについて
ミドルクラスの3DCADです。
同様のソフトにFusion360があります。
Fusion360の方が個人的には、扱いやすいと思います。が、クラウド上にしかパーツを保存できません。
また、Inventorも学生ライセンスを利用すると、3年間無償で利用できるので負担なく利用できるかと思います。
個人的なは、SOLIDWORKS基本ツールにしていますので、Inventorにまだ慣れておりません。
このことどうかご理解ください。
##基本手順
基本的な製作手順です。必要なパーツをどんどん作って、組立て(Assembly)をし、全体の構成を考えます。
①パーツの製作
②組立て(Assembly)
③シミュレーション
#パーツ造形
###2Dスケッチ
まず、2Dスケッチをします。(フリーフォームでいきなり3D造形もできます。)
[2Dスケッチを開始]をクリックすると、描画する面を選択します。今回はXYの面をクリックします。
がらんとした画面になりますので、早速長方形モードで適当に四角形を描きます。後から寸法挿入でサイズを変更できます。
寸法モードで変更したい線または線間を指定します。
寸法線が出ますので、適当な場所設置し寸法を編集します。
他の線も寸法を整えます。今回は50×40に設定します。
###3Dモデル
描いた2Dスケッチを3Dに変換します。
[3Dモデル]→[押し出し]を選択します。
2Dスケッチの輪郭を選択します。これをプロファイルと呼びます。
今回はプロファイルが1つしまありませんので、自動的に選択され3Dプレビューも表示されています。
厚み(押し出し量)を6mmに設定します。
###ネジ穴を追加
板状のモデルが出来たところで、幾つか要素を追加します。
早速、ネジ穴を追加します。
2Dスケッチで穴位置を描きます。
※2Dスケッチを描く際は、必ず描く平面を選択します。
今回は長方形を描いて、頂点を基準に使いたいと思います。
基準はどのような方法で指定してもいいようです。なるべく簡単な方法を考えます。
基準を作ったら、穴モードを使います。
ネジ穴の種類と各寸法を入力を描いた頂点を選択します。
ネジ穴が作られました。
###スリットを開ける
板に隙間(スリット)を開けてみます。
長方形ボタンからスロットを選択します。
平面を選択し、適当にスロットを描きます。
寸法を指定します。今回は長さ20mm、R=2にします。
同時にスロットの位置も側面のエッジから指定します。
描いた2Dスケッチを貫通させてスリット化します。
[3Dモデル]→[押し出し]を選びます。
スケッチの輪郭を指定します。
切り取りを選択し、範囲をすべてにします。
これでスリットが出来ました。
##パターン化
作成したフィーチャーを規則的に連続配置することも簡単にできます。
先ほどのスリットをパターン化します。
矩形上状パターンを選択します。
パターン化したいフフィーチャーを選択します。
パターンの方向をモデルのエッジから選択します。
パターン数と間隔をそれぞれ指定します。
今回はパターン数4、距離間隔で28mm指定です。
##フィレット
角(エッジ)部にRを付けます。
[修正]→[フィレット]を選びます。
モード選択を[エッジ]にします。
Rを指定します。今回は6mmにします。
フィレットを付けたいエッジをクリックします。
直ぐにプレビューがでます。
###マテリアルと色の変更
マテリアル(材料)と色の変更が出来ます。
モデル全体を選択する場合は、左にあるブラウザで一番上にあるモデル名(ファイル名)をクリックして選択しておきます。
一部の面だけ変更することもできます。
###スケッチ、フィーチャーの編集
途中でスケッチやフィーチャーの編集をする場合は、ブラウザで右クリックして各編集を選びます。
スケッチを編集し終わったら、スケッチを終了をクリックします。
###面のエクスポート
レーザ加工機など単純な平面加工を行いたいときは、出力したい面を選択してエクスポートします。
モデルデータを保存する際には設定(保存メニュー)できませんので注意してください。
保存するファイルの種類は、DXFかDWGです。
今度は、幾つかパーツを作ってAssembly(組立て)を行ってみます。