今回はRaycastとTeXの両方に関わるということで、「Raycast Advent Calendar 2025」と「TeX & LaTeX Advent Calendar 2025」の5日目の記事です。
数式を書くならTeX
私はこれまでに数学や統計学についての書籍を何冊か書いてきました。
このような本には、複雑な数式がいくつも登場することがあります。
数式を書くときに便利なのが「TeX」です。
私も学生の頃からもう25年以上使っています。
たとえば、二次方程式の解の公式をTeX記法で書くと、次のようになります。
x=\frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
これが、次のように表示されます。
x=\frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
この記事を投稿しているQiitaであれば、コードブロックの言語指定にmathを指定することで、TeX記法で数式を記述できます。
TeXの数式を画像にしたい
TeXは便利なのですが、原稿を渡す相手によってはTeXでの原稿に対応していない(TeX記法を知らない)ことがあります。
この場合は、Wordやプレーンテキストで文書を作成し、数式部分だけ画像として別途用意する、ということもあります。
このとき、私はTeXで作った数式を画像として用意しています。
TeXを導入して作成するのが確実ですが、ちょっとした数式を作りたいだけなのに、わざわざ「.tex」という拡張子のファイルを用意するのが面倒なことも多いです。
人によっては環境を構築するのが面倒だという人もいるでしょう。
もちろん、Qiitaのようなサービスを使う方法もありますし、Obsidianのようなノートアプリなど、TeXでの数式に対応したアプリはたくさん存在します。
ただ、もっと手軽にTeX形式で数式を作成することを考えます。
Raycastの「LaTeX to Image」プラグイン
ようやくRaycastが出てきました。
Raycastはいわゆる「ランチャーアプリ」に分類されるアプリです。
これまではmacOS版だけでしたが、2025年11月にWindows版も公開されました。
(詳しくはRaycast Advent Calendarの第1日目の記事をご覧ください。)
このRaycastはランチャー機能に留まらず、さまざまな便利機能が用意されています。
特に拡張機能により、世界中の開発者が開発した機能を自由に追加できることが特徴です。
そして、この拡張機能の1つに「LaTeX to Image」プラグインがあります(執筆時点はmacOSのみに対応)。
macOSでRaycastをインストールして「Store」を開き、「LaTeX」を検索してください。
今回は、この一覧に表示されている「LaTeX to Image」という拡張機能を使います。この拡張機能をインストールすると、「Quick LaTeX」というコマンドが使えるようになります。
このコマンドを実行すると、入力欄が表示されます。
ここにTeXの数式を入力してEnterキーを押すだけで、TeXの数式が変換されて画像として保存できるようになります。
まとめ
Raycastには他にも便利な拡張機能が用意されています。
ぜひ試してみてください。


