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チーズはどこへ消えた? 要約

Last updated at Posted at 2022-12-14

チーズはどこへ消えた? 要約

「変化を嫌う人に幸せは訪れない」

心理学者スペンサージョンソンさん著の本書を自分なりに要約してみました。
登場するものはかなり少なく非常に読みやすいですが、内容は深いものとなっています。

出演
・ネズミ2匹(野生動物らしく行動派)
 スニッフ
 スカリー
 (頭が良くないゆえに即行動、鼻がきく)

・小人2人(現代人よろしく慎重派)
 ヘム(変化を恐れる)
 ホー(変化が必要と頭ではわかっているが行動に移せない)

・チーズ
 チーズは例えであり、人々が求めているもの
 (お金、金塊、ダイヤモンド…etc)

・迷路
求めているものが存在している場所。即ち、人生

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第1章「チーズステーションの発見」

 ネズミ2匹と小人2人は、毎日朝から晩まで、迷路へ行きチーズを探し回っていました。
ある時彼らは、「チーズステーションC」と呼ばれる大量にチーズがある場所を発見します。
このチーズステーションCのチーズは減ることはありませんでした。
彼らは、迷路を探索する苦労から解放され、毎日チーズステーションCに通いチーズを食べていました。
 しばらく経つと、2組の生活に違いが出ます。
ネズミチームはチーズステーションCを利用しますが、迷路を探索していた頃と変わらず朝早く起き
迷路での探索を続けていました。チーズに変化がないかチェックも欠かさずしていたようです。
 一方、小人チームはチーズ探しをやめ、チーズステーションCの近くに引っ越していました。
彼らは早起きをやめ、チーズステーションCのチーズを貪るという毎日をすごしていました。

第2章「チーズはどこへ消えた?」

 ある時、チーズステーションCのチーズは無くなってしまいました。
これに対し、ネズミ達は驚くことはしませんでした。彼らは毎日欠かさずチェックをしていたので
チーズが少しずつ減っていることに気づいていました。近い将来なくなることに気づいていたため、
毎日迷路での探索を続けていました。
 一方小人達は驚きを隠せず大騒ぎします。そして彼らは愚かにもチーズを探しに行くのではなく、
なぜチーズがなくなったか原因究明を始めます。
チーズは食べたからなくなったのであり、そこに特別な理由などないのです。
 小人チームは怒りが収まらず、僕たちはあんなにも迷路での探求を頑張ったのに、
どうしてこんな目に遭わなければ行けないのかと文句を言い、
チーズを食べる権利があると主張します。(誰に言ってるんだよ)
更には、迷路へ旅立ったネズミ達にまで「あいつらはバカだ」と当たります。

第3章「ホーの旅立ち」

 変化をしなければいけないと頭でわかっていたホーは、
チーズステーションCに文句を言い続けているだけでは何も変わらないと、意を決して迷路へ旅立ちます。
ヘムは変わらずチーズステーションCに縋りつき、「チーズがなかったらどうするんだ?」とホーに投げかけます。
ホーは本当に迷路へ行くべきか不安になります。それでもホーは「なぜすぐにチーズを探しに行かなかったのか」
と思い、先に進みます。
「もし恐怖がなかったら何をするだろう」
ネズミ達を見ればわかることです。普段から何が起きているか注意して、変化に備えていれば驚くことはなかった。
「恐怖を乗り越えればラクな気持ちになる」
気づけばホーは気分が良くなっていました。
 そしてホーは2個目のチーズステーションにたどり着きますが、そこにチーズはありません。
「もっと早くチーズステーションCに見切りをつけていれば、ここで大量のチーズにありつけたのに」
ホーは折れません。
「早いうちに小さな変化に気づいていれば、やがてくる大きな変化に適応できる」
ホーはポジティブの塊となり、迷路を進みます。

第4章「新しいチーズを見つけよう」

 ついにホーはチーズステーションを凌駕する量のチーズを蓄えたチーズステーションNを発見します。
そこには一足先についていたネズミ達の姿もありました。
 ホーは今までのことを振り返ります。
「変化は必ず来る。変化を予測しなければ行けない」
「小さな変化の気づきは、大きな変化への対応策になる」
「変化すらも楽しむことが必要」
「恐ろしいことばかり考えていてはいけない」

何より、
『最大の障壁は自分自身の中にいるということ』
ホーはヘムが自分自身の手で恐怖を乗り越え、ここに来ることを願い、物語は終わります。
 
しかし、その後のヘムがどうなったか、誰にもわかりません。

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かなり割愛しましたが、物語は以上になります。
終盤ホーに焦点が当てられていましたが、
ネズミ達を見てわかることは、
「何事も早ければ早いほど良い」
ということです。私の上司にも、即実践・即行動をいくつになっても心掛けている方、
速さに取り憑かれたスピード狂の方など、速さに拘る方々がたくさんいらっしゃいます。
そういった方々は私にはとても人生が楽しく、充実しているように映り、とても羨ましいです。

恐らくホーのように頭ではわかっている方、たくさんいると思います。僕もそうです。
わかっていても行動に移せない。
この物語ではチーズを迷路で探すという脳筋のようなテーマでしたが、
みなさんが求めているものって、実際手に入れるのは本当に難しいと思います。
・お金
・時間
・自由
・幸せ....
恐怖に打ち勝つだけではこれらは手に入りませんよね?
狂人のように考え抜いて、行動し尽くさないと手に入らないものだと思います。
めんどくさいですよね?
今のままでいいですよね?
でもそのままだと、きっとヘムのようになって人生はそこで終わりです。

私たち人間にはネズミ・小人達と違い、多くの仲間がいます。
・家族
・同級生
・会社の同僚
そういった方々と力を合わせて変化に飛び込めば、きっと良いことがあるはずです。
日本はますます、変化を嫌う人達を更に底へ落とすような国に代わってきています。
待っていても、誰も助けてなんてくれませんよ。(自分に言い聞かせている)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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