はじめに
インフォマティカが提供する、 CDI(Cloud Data Integration)では、トランスフォーメーション(Tx)と呼ばれる変換部品を使って、ノーコードでデータの変換・連携を行うことができます。
この記事では、「フィルタ」と呼ばれる、指定されたフィルタ条件に基づいてデータフローのデータをフィルタリングするトランスフォーメーションを解説します。
変換部品の概要
フィルタ
- 指定されたフィルタ条件に基づいてデータフローのデータをフィルタリングします
図解イメージ
変換部品の詳細
フィルタトランスフォーメーションは、指定されたフィルタ条件に基づいてデータフローのデータをフィルタリングします。ジョブのパフォーマンスを向上させるには、フィルタトランスフォーメーションをマッピングソースの近隣に配置して、データフローから不要なデータを削除してください。
フィルタ条件はTRUEまたはFALSEを返す式です。ある行に対してフィルタ条件がTRUEを返すと、フィルタトランスフォーメーションはその行を残りのデータフローに渡します。フィルタ条件がFALSEを返すと、フィルタトランスフォーメーションはその行を破棄します。
データは1つ以上の条件に基づいてフィルタリングできます。例えば、ある日付範囲内のデータを使用する場合は、指定された日付範囲の前および後のデータを削除する条件を作成します。
フィルタトランスフォーメーションには単一のトランスフォーメーションをリンクします。複数のトランスフォーメーションをフィルタトランスフォーメーションにマージすることはできません。