はじめに
インフォマティカが提供する、 CDGC(データガバナンス&カタログ)にて、2024年11月にリリースされた内容について、ドキュメントから抜粋して記載します。
※2024/11時点の情報を元にしています。
個人的なオススメは、「Metadata access control」「新しいカタログソース」「CLAIREで自動リネージュ生成」です!
今回の新機能と拡張については、Youtubeの再生リストとして下記のようにまとめられているので、こちらもご覧ください(※Youtubeの字幕機能で日本語 翻訳も可能です)
- CDGC November 2024: New features & Enhancements
https://www.youtube.com/watch?v=4bZ04IOryKE&list=PLmi6HWWEAjKqR7DjOW-zwqep2gncSC6a6
2024年11月リリースとは
年に3回実施される、新機能を含むリリースとなります。
リリースの詳細は、こちらのマニュアルをご覧ください(要ログイン)
新機能と機能強化(New features and enhancements)
Metadata access control
Metadata Access Control(メタデータアクセス制御)が導入され、各サービス内のアセットに対するユーザーの操作をより詳細に制御できるようになりました。
管理者はアクセスポリシーを設定して、より詳細な制御を行うことができます。
- ユーザーが操作できる各サービス内のアセット。
- ユーザーごとに異なるレベルでアセットの個々のアクセスを提供する。
- ユーザーが利害関係者の責任を負うアセット。
管理者は、メタデータコマンドセンターでアクセスポリシーを作成し、ユーザーがアセットの閲覧、作成、更新、削除、またはアクセス管理を行うことができるかどうかを決定します。
管理者は、以下のタイプのアクセスポリシーを使用して、ユーザーロール、ユーザーグループ、および利害関係者のロールにアセットの権限を割り当てることができます。
- ユーザーロールベース
- ユーザーグループベース
- 利害関係者のロールベース
下記のガイドやYoutube動画もご確認下さい。
- PBAC – User Group Policy and Asset Group
https://www.youtube.com/watch?v=NETBkUtdUtM
- PBAC - User Role Policy
https://www.youtube.com/watch?v=gZSXx3Z7myc
- PBAC - Stakeholder Role Policy
https://www.youtube.com/watch?v=Si9Edf1zgGU
保存された検索の共有
保存された検索の所有者である場合、組織内の複数のユーザー、ユーザーグループ、ユーザーロールと検索を共有できるようになりました。
ダッシュボードの共有
ダッシュボードの所有者であれば、単一または複数のダッシュボードを組織内の複数のユーザー、ユーザーグループ、およびユーザーロールと共有できるようになりました。
カタログ ソースからのアセット エクスポート
カタログソースページからすべてのアセットまたは特定のアセットを直接エクスポートできるようになりました。
一括エクスポートとインポートの機能強化
一括エクスポートおよびインポートに関して様々な機能強化が実施され、例えば、アセットをエクスポートまたはインポートするのに、 .csv フォーマットが使えるようになりました。
Business Area および Legal Entity アセットのデータ品質スコア集計
アセットページの Data Quality タブ で、ビジネスエリアおよび法人アセットのデータ品質スコアの集計および個別のスコアを表示できます。
検索の改善
ユーザーは、実行したい検索の種類を選択できるようになります
選択肢は、キーワード/テキスト検索、クエリ検索、または動的検索(キーワードとクエリをシステムが選択)です
プロセスアセットのプロセスマップの表示
プロセス アセットに新しく追加された Process Maps タブで、プロセス フローを視覚的に表示できるようになりました。
特定のデータに対してData Observabilityイベントを生成する
自分に関連するデータのData Observabilitイベント通知を受け取ることができるようになりました。 管理者は、 メタデータコマンドセンター でカタログ ソースにフィルタを適用して、プロファイル化されたデータに適用するメトリック、異常検出アルゴリズムの感度、および検出ルールを指定できます。
参照ページのアセットタブの設定
参照ページでは、表示するタブを指定したり、表示するタブの順序を変更したりできるようになりました。
Informatica QuickLookブラウザ拡張が新しい言語で利用可能に
Informatica QuickLookブラウザ拡張機能がブラジルポルトガル語、フランス語、スペイン語に翻訳されました。
CLAIREで自動リネージュ生成
CLAIREでカタログソースをリンクし、リネージュを自動生成できるようになりました。 CLAIREが生成した推奨リネージュを自動的に受け入れるか、手動で受け入れるかを選択できます。
新しいカタログソース
下記の新しいカタログソースが追加されました。
詳しくは下記の別記事も参照下さい。
- Oracle Data Integrator
- SAP Datasphere (Preview)
- SAP Analytics Cloud (Preview)
- SAS Base Programs