はじめに
インフォマティカが提供する、 CDI(Cloud Data Integration)では、トランスフォーメーション(Tx)と呼ばれる変換部品を使って、ノーコードでデータの変換・連携を行うことができます。
この記事では、「シーケンス」と呼ばれる、連続する数値を割り当てるトランスフォーメーションを解説します。
変換部品の概要
シーケンス
- 一意なプライマリキーの生成、欠落しているプライマリキーの置換などを行います
主な用途
- 一意のシーケンス番号を生成する。
- 循環シーケンス番号を生成する。
- 既存のシーケンス番号を継続する。
- 同じシーケンスジェネレータを使用して、複数のパーティションに対して連続した一意の番号を生成する。
図解イメージ
変換部品の詳細
シーケンスジェネレータトランスフォーメーションは、数値を生成する、接続されたパッシブトランスフォーメーションです。一意なプライマリキー値の作成、欠落しているプライマリキーの置き換え、連続した数値のでサイクル動作を実行する場合、シーケンスジェネレータを使用します。
シーケンスジェネレータトランスフォーメーションにはパススルーフィールドと2つの出力フィールド(NEXTVALおよびCURRVAL)があります。 詳細モードでは、トランスフォーメーションにはNEXTVALという1つの出力フィールドがあります。出力フィールドは1つ以上のダウンストリームトランスフォーメーションに接続できます。
マッピングタスクにより、マッピングされたフィールドが、接続されたトランスフォーメーションに入力されるたびに値の数値シーケンスが生成されます。Mapping Designerで数値の範囲を設定します。タスクの実行時にシーケンスの最初の数値を変更できます。
タスクの完了後に、 マッピングタスクの詳細にシーケンスジェネレータトランスフォーメーションの現在の値と初期値が表示されます。