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独自ドメイン取得からメール運用までの手順(ドメイン取得〜DNS設定まで)

Last updated at Posted at 2018-08-19

数年前に独自ドメインを取得して、Google Appsでメール運用までやってるのですが、いま改めておなじ環境を構築しようとすると、Google AppsはG Suiteになり有料化されてしまいました。

ってことで、無償ではなくともできるだけ安価にやろうとするとどーなるかなと、実際にドメイン取得したときの覚え書き。

流れとしては

  • バリュードメイン でドメインを取得
  • AWSのDNSホスティングAmazon Route 53 で、取得したドメインのDNSサーバを作成
  • バリュードメイン側で、使用するDNSサーバとして Route53のDNSサーバを設定
  • さくらインターネットで、さくらのメールボックスでメールサーバを取得
  • Route53のDNSサーバ で、MXレコードでさくらのメールボックスのSMTPサーバを指定

などとなります。

今回の記事では、メールサーバ構築の手前まで行います。つづきはまたあらためて記事にしようと思います。

構成

00.png

バリュードメイン でドメインを取得

まずはユーザ登録

https://www.value-domain.com/ にアクセスし、ユーザ登録を開始します。
image.png

ユーザ名など必要な情報を入力します。
01.png

確認画面です。
02.png

クレカ決済のための情報を入力します。
03.png

04.png

クレカ情報を入力したら、ユーザ情報の詳細を入力していきます。
05.png

ドメインの有効期限がきたときの自動更新の設定です。本気で運用するなら自動更新するのがよいと思いますが、今回は自動更新しない設定にしています。
06.png

07.png

以上でユーザ登録完了です。
08.png

最後に、メールに送信された確認パスを入力して、ユーザ登録完了です。
09.png

独自ドメインを取得する。

いよいよ独自ドメインの取得ですが、画面から「ki-no」で検索してみたところ「ki-no.site」ってのがありましたので、それを取得してみます。

10.png

といっても単純で、次へ次へでOK。
11.png

ココだけ注意。ドメインの所有者の情報を入力する画面ですが、デフォルトではユーザ登録で入力した情報になっています。が、この所有者情報はサーバの情報を取得する who is コマンドで表示される内容になりますので、自分の情報を晒すのが気になる場合は、「ドメインの名義(WHOIS情報)を代理公開する」にしておくのがよいでしょう。

ドメインを登録、をクリックすれば完了です。
12.png

所有しているドメイン一覧に追加されれば、独自ドメインの取得は完了です。
13.png

Amazon Route 53 で、取得したドメインのDNSサーバを作成

さて独自ドメインを取得できたので、次はDNSの設定です。バリュードメインには、バリュードメイン自前のDNSサーバが用意されているのですが、それをAmazon Route 53に切り替えようとおもいますので、まずはそのRoute 53を作成します。

AWSのアカウント作成は割愛します。AWSのコンソールにログインし、下記の通りDNSサービスを検索します。

14.png

Get started now を選択
15.png

Create Hosted Zone を選択
16.png

Domain Nameに取得したドメイン名、今回は「ki-no.site」と入力して、Createをクリック

17.png

自動的にNSレコードが追加されました。

18.png

DNSサーバ名
ns-541.awsdns-03.net.
ns-2023.awsdns-60.co.uk.
ns-87.awsdns-10.com.
ns-1440.awsdns-52.org.

ですね。

以上で、AWSのRoute 53上では、ki-no.site に関する名前解決のDNSサーバが設定できているはずです。試しに打ってみます。

$ nslookup -type=ns ki-no.site ns-541.awsdns-03.net
Server:     ns-541.awsdns-03.net
Address:    2600:9000:5302:1d00::1#53

ki-no.site  nameserver = ns-1440.awsdns-52.org.
ki-no.site  nameserver = ns-2023.awsdns-60.co.uk.
ki-no.site  nameserver = ns-541.awsdns-03.net.
ki-no.site  nameserver = ns-87.awsdns-10.com.

よさそうです。

ひきつづきバリュードメイン側で、使用するDNSサーバを変更します。

バリュードメイン側の、使用するDNSサーバの設定変更

再度、バリュードメイン側です。https://www.value-domain.com/mypage/ にアクセスして、取得したドメインのDNSサーバを変更します。具体的には下記の通り。

メニューより、「ドメインの設定操作」を選択
19.png

DNSを変更したいドメインの「ネームサーバー」を選択。画像が小さくてスイマセン。
20.png

もともとはバリュードメインのDNSサーバが記載されているので、下記の設定は削除し、、、
21.png

ネームサーバを先ほどのRoute 53のモノに変更します。
22.png

一応ですが、設定した情報はさきほどRoute 53画面で確認した

DNSサーバ名
ns-541.awsdns-03.net
ns-2023.awsdns-60.co.uk
ns-87.awsdns-10.com
ns-1440.awsdns-52.org

です。保存するを選んで、下記の画面が表示されれば完了です。
23.png

DNS変更の反映には数時間くらいかかったりするらしいですが、いくらか時間をおいて下記のコマンドを打ってみます。

$ nslookup -type=ns ki-no.site
...
Non-authoritative answer:
ki-no.site  nameserver = ns-1440.awsdns-52.org.
ki-no.site  nameserver = ns-2023.awsdns-60.co.uk.
ki-no.site  nameserver = ns-541.awsdns-03.net.
ki-no.site  nameserver = ns-87.awsdns-10.com.
... 割愛

ちゃんとAWS のRoute 53に設定されているようですね。。

今回の作業で、独自ドメインを取得し、自前(AWS Route 53)のDNSサーバを使用するところまで完了しました。次は、 さくらインターネット のさくらのメールボックスでメールサーバを構築するまでを行います。

おつかれさまでした。

関連リンク

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