システム開発の最初
実際の業務を把握するところから始めて、開発に取り掛かる。
システム開発の流れ
企画⇨用件定義⇨開発⇨運用⇨保守という五段階のプロセスがある。
運用と保守とを繰り返しながら、やがて役割を終えて破棄する瞬間まで働き続ける。
これをソフトウェアライフサイクルという。
検討すべき項目は、スケジュール、体制、リスク分析、費用対効果、運用範囲といった５項目。
という風にどのようなシステムを作るかを練り上げていく。
システム開発の調達を行う
調達というのは開発を担当しているシステムベンダに対して発注をかけることです。
契約締結までの流れと取り交わす文書は次のようになります。
情報提供依頼(RFI: Request For Information)
発注側がシステムベンダに対して最新の技術動向はどのような感じかを情報提供してもらう。
提案依頼書(RFP: Request For Proposal)の作成と提出
システムの内容や予算などを諸条件を提案依頼書にまとめて、システムベンダに提出する。
提案書の受け取り
システムベンダは具体的な内容を提案書としてまとめ発注側に渡す。
見積書の受け取り
提案内容でOKが出たら、開発や運用・保守に係る費用を見積書にまとめて発注側に渡す。
開発の大まかな流れと対になる組み合わせ
見積もりの受け取りが終わると
システムベンダさんのところで開発作業が始まる。
そのプロセスは以下の通りだ。
基本計画
利用者にヒヤリングして求められる機能や性能を洗い出す。
システム設計
要件定義の結果に基づいてシステムの詳細な仕様を固める。
大枠から詳細へと、細分化しながら詰めていくのが一般的。
プログラミング
プログラミング言語を使って設計通りに動くプログラムを作成する。
テスト
作成したプログラミングにミスがないか、仕様通り作られるのかを検証する。
検証は詳細から大枠へと遡る形で行うのが一般的。
気づき
確かにプログラムのコードが意図する動きをしてくれるかを検証するからかな。
導入・運用
問題がなければシステムを納入して、運用を開始する。
基本計画（要件定義）
最も利用部門との関わりが必要となる。
要求点を明確にするため。
要求を取りまとめた結果については、要件定義書という形で文書に残します。
気づき
相手との話がとても大事ということか。
それがなっていないとうまく開発できないのか。
システム設計
要望をシステムの仕様に落とし込んでいく。
外部設計
システムを利用者側から見た設計を行う。
利用者が実際に手を触れる部分。
内部設計
システムを開発者から見た設計を行う。
実装方法や物理設計などを行います。
プログラム設計
プログラムをどう作るかという視点の設計を行います。
プログラムの構造化設計や、モジュール同士のインタフェース仕様などがこれに当たる。
プログラミング
プログラムはモジュール単位で作成する。
プログラミング言語を使って一つ一つ記述していく。
プログラムを作成することをプログラミングという。
プログラミング言語は機械語に翻訳されて実行される。
プログラミング言語の処理方式
機械語に全部翻訳して実行するコンパイラ方式
機械語に逐次翻訳して実行するインタプリタ方式
テスト
作成したプログラムにミスがないかを確認する。
テストの段階
複数の段階に分かれている。
単体テスト
モジュールレベルの動作確認を行う。
結合テスト
モジュールを結合させた状態での動作確認や入出力検査などを行う。
システムテスト
システム全体を稼働させての動作確認や負荷試験などを行います。
運用テスト
実際の運用と同じ条件で動作確認を行います。
問題を解いた時の気づき
- プログラム設計の時にプログラムの流れ図を作成する。
- 基本計画（要件定義）の時にシステム開発計画を作成する。