仕組み
頻繁に使うデータやプログラムを高速なキャッシュメモリに入れておき、アクセス時にまずキャッシュを探し、見つからなければ主記憶を探すことで処理の高速化を実現している。
...
プログラムの「局所性」を利用し、キャッシュメモリに存在する確立ヒット率
をあげて利用効率を高めている。
他段階のキャッシュメモリ
CPUに近いほう(アクセスが優先されるほう)から1次キャッシュ
、2次キャッシュ
...と呼ばれる。
主記憶装置への書き込み
キャッシュメモリに記録されている情報は、最終的には、主記憶装置の該当する箇所に書き戻さなければならない。
...
次のような2つの方式があり、一般に後者の方がアクセス時間を短縮できる。
ライトスルー(write through)方式
CPUが書込みを実行するとき、キャッシュメモリと主記憶の両方にデータを書き込む
方式。
そのつど速度の遅い主記憶に書き込むため、読み込み時にしかキャッシュの効果が出ない
。
ライトバック(write back)方式
いったんキャッシュメモリにだけデータを書き込んでおき、主記憶への書き込みは該当ブロックが主記憶に追い出される時に行う
。書込み時にもキャッシュの効果が出る。
出典