- AIでデータ分析-ハイパーパラメータチューニング:回帰木で従業員の給料を予測する
- 用いるデータの紹介
- まずはPythonで実装する
- AIの活用:ChatGPTで実行する
- まとめ
AIでデータ分析-ハイパーパラメータチューニング:回帰木で従業員の給料を予測する
このノートは、分析においてAIを使って何ができて何ができないかを検証するために、実際に試した結果をまとめたノートです。
今回は回帰木で従業員の給料を予測し、精度を確認していきたいと思います。
その際、AIが出力する最適なハイパーパラメータとどちらがモデルの精度が高くなるか、試してみたいと思います。AIを用いることでいかに効率化できるのか、体験していただければと思います。
所要時間は20分ほどとなっています。
それでは、さっそく始めていきましょう!
データの紹介
今回検証に用いるデータのサンプルデータは従業員データです。サンプルデータはこちらからダウンロードできます。
1行が従業員1人のデータになっています。列情報としては年齢、性別、婚姻ステータス、部署、職種、給料などがあります。
まずはPythonで実装する
アルゴリズムに回帰木を用い予測モデルを作成→各評価指標でモデルの評価をPythonで実装します。
結果を確認します。
ハイパーパラメータは
max_depth=5, min_samples_leaf=1, min_sample_split=2で
MSE=約1172122
MAE=約794
MAPE=約0.16
R2=約0.94
でした。
分析の所要時間は20分でした。
AIの活用:ChatGPTで実行する
次にAIを使って同じことをするため、chatGPTに従業員データをアップロードし、
「添付のデータを使って下記を実行して。 1、給料の列を目的変数、他の列を説明変数としてデータフレームを切り分ける 2、訓練データ7割、テストデータ3割に分割する 3、データの前処理としてデータタイプが数値型の列は標準化し、object型の列にはダミー変数化する 4、決定木で学習し、グリッドサーチcvでハイパーパラメーターチューニングを行う(scoringはneg_mean_squared_errorを用いる。cv =5とする)。 5、最適ハイパーパラメータとモデルの評価指標として、MSE,MAE,MAPE,決定係数を求めて表示する」と入力し、実行します。
結果を確認します。
出力されたコードを実行します。
ハイパーパラメータは
max_depth=5, min_samples_leaf=1, min_sample_split=10で
MSE=約1170281
MAE=約795
MAPE=約15
R2=約0.94
でした。
所要時間は5分でした。
まとめ
今回は回帰木で従業員の給料を予測するにあたり、2つの方法を試しました。
1つ目の方法はPythonを用いた方法と、もう1つはchatGPTを用いた方法です。
結果は評価指標によってはAIの方がわずかに良い精度が出ましたが、必ずしもAI最も良いハイパーパラメータを算出してくれるわけではないこと
確認することができました。
AIでできることとできないことを把握し、うまく活用することで、データ分析もかなり効率化できそうですね!
AIでデータ分析-ハイパーパラメータチューニング:回帰木で従業員の給料を予測する は以上となります!









