E-Coreが搭載されている12世代以降のCore iプロセッサPCに、Mellanox ConnectX-3を装着し起動すると、ログイン画面直後にBSODとなり立ち上がりません。
ドライバーの詳細設定を変更することで、E-Coreが有効になっていても、立ち上がることが分かったので手順を公開します。
- BIOSでE-Coreを無効にする。
- Windows11を立ち上げてドライバーをインストールする。
ドライバーはNvidia V.5.50.53000(Win10(1909)) - ドライバーの設定変更
デバイスマネージャを立ち上げて、ネットワークアダプターからMellanox ConnectX-3 Ethernet Adapterのプロパティー設定を開く。
プロパティーの「Maxinum number of RSS Processors」と「Maxinum number of RSS Queues」の値を「1」に変更する。
Core i5-14500では「4」まで設定可能、「5」以上にするとBSOD発生。
「1」でも「4」でも送受信性能に違いはなかったので、安全のために「1」を推奨。 - BIOSでE-Coreを有効にする。
上記の手順で、E-Coreを有効にしたままでもConnectX-3が利用可能。
MicrosoftのRSS(Receive Side Scaling)ドキュメントを読んだ限り、ハイパースレッドを利用しないとあるので、処理が割り当たったCPUがハイパースレッドをサポートしているかを判断していると思われるが、E-Coreに処理が割り当たった場合に、何かの命令が未サポートなためにBSODになっている気がします