と思うんですよ。
世間というかネットのあちこちでは
macOSの日本語入力の、特にライブ変換がイマイチだとか言われていますが。
実は意外と便利だと。
- ただしマシンパワーは必要
- MacBook Retina Early 2015ではキツかった
- MacBook Pro 2016では不快感なし
- ショートカットキー使うのが前提
- 隠れているけど便利な機能あり
ここでは2と3の、主なところをピックアップ。
この記事を書くにあたって使っているのは
MacBook Pro 13-inch 2016 + macOS Sierra (10.12.5)
日本語入力ソース(ライブ変換ON)
です。
日本語入力に限らない、よくあるキーバインド
emacs系というかunix系というか...unix出身者はなんか安心。
入力 | 動作 |
---|---|
ctrl + b | ← (左カーソル) |
ctrl + f | → (右カーソル) |
ctrl + p | ↑ (上カーソル) |
ctrl + n | ↓ (下カーソル) |
ctrl + h | 左1文字削除(BS) |
ctrl + d | 右1文字削除(delete) |
日本語入力のオリジナル(?)なキーバインド
unixの日本語入力ってこういうキーバインドだったような気もする。
入力 | 動作 |
---|---|
ctrl + i | 選択中の文節を縮める(shift + 左カーソル) |
ctrl + o | 選択中の文節を延ばす(shift + 右カーソル) |
右手の人差し指から順に割り当てられていて、
ホームポジションから指を動かさなくても良い。
入力 | 動作 |
---|---|
ctrl + j | 選択中の文節を ひらがな に |
ctrl + k | 選択中の文節を カタカナ に |
ctrl + l | 選択中の文節を 全角英数 に |
ctrl + ; | 選択中の文節を 半角英数 に |
だいたい以上。
ほとんど右手はホームポジションから移動しなくても良い。
さらに! optionを使うと...
入力 | 動作 |
---|---|
option + ; | 三点中黒(…) |
option + space | 全角スペース |
ライブ変換では、とかくダラダラ変換し続ける
(=returnキーを押さずに我慢し続ける)のがコツ。
「それは! どういうこと? わかんないや」
などと打ちたいとき、はてなマーク、びっくりマークの後、
returnキーで確定せずに全角スペースを入れられるので便利!
便利な機能
再変換
変換ミスがあっても、変換確定後に修正できる。
「来て売り瓜」のところが違うな……。
直したいところにカーソルを入れて、「かな」キーを2回押す。
未変換状態に戻った!
option + shift + R
でも同じ。だけど、かな2回のほうが直感的で愛用。
矢印で戻って再変換
さらに便利な感じの再変換。
「来て売り瓜」のところが違うな……。
カーソルで後ろに戻る。
さらに戻ると、確定部分も、未確定に戻る!
だから、変換ミスはあまり気にし過ぎず、
後で修正するつもりでどんどん打っていくのが良さそう。
数字の変換(日付、桁区切り、郵便番号)
数字を入れると、ある程度自動的に判別して候補を出してくれる。
時刻に変えてくれるパターン。
日付に変えてくれるパターン。
郵便番号から住所に変えてくれるパターン。
MMDD形式の日付変換には対応していないのは、残念。
バグらしき動き
文節の最後に半角英数が入っていると、変換がおかしくなる。
多分バグ。
ここまで入力して確定(return)を押すと、
「あすの」がひらがなに戻ってしまう。謎挙動。これによる誤変換が意外とストレス。