今回さくらのレンタルサーバーの中でプランが違うサーバーに、運用中のWordPressのサイトを移転する際に、色々苦労したので備忘録を兼ねて記録します。
##出来るだけサーバーダウンの時間を無くしたい
実際に運用されているサーバーなので、出来るだけサイトにアクセス出来ない状態を短くしたいと思い、色々と方法を模索していました。
自分のパソコンのホストのファイルを書き換えて、ネームサーバーを書き換える前に強制的にサーバーにアクセスして、テストする方法を試しました。
この方法は、ネームサーバーが変更されていなくても、サーバーの中でドメインが紐ついている必要があると分かりました。
さくらのレンタルサーバーは、プランが違うサーバー移転の場合、ネームサーバーに入力するIPアドレスが、同じなのです。
そのため、ドメイン管理している会社のネームサーバーを書き換えなくても良いので楽です。
でも、サーバーにドメインを設定するときに、以降元のサーバーからひっこすドメインを削除していないと、新しいサーバーに設定できないのです。
そのため自分のパソコンだけ強制的にドメインに接続する方法を試そうとしても、サーバーにドメインが設定されていないので使えないです。
実際、何度試しても、404エラーとなりアクセス出来ませんでした。
それで方法がないか色々検索していたら、さくらのレンタルサーバーの無料の機能で、バックアップ&ステージング機能があることを知りました。
このバックアップ&ステージング機能は、サイトのバックアップだけでなく、テスト環境を作ったり、他社サーバーからWordPressをさくらのレンタルサーバーに移転する際にも活用できる便利なものです。
注意点
バックアップ&ステージング機能は、稼働しているWordPressは、設定できます。
でも、移転したばかりで稼働するかテストしたい場合は、スナップショットを撮ることができないのです。
そのためディレクトリで、指定しました。
ディレクトリでは、ステージングサーバーを使えない
HTMLまたは、WordPressを選んだときに、ステージングサーバーを利用できます。
SSH接続のアカウントを確認
SSH接続するためのユーザー名とパスワードは、サーバーのユーザー名とパスワードで使えます。
引っ越し元のさくらサーバーを指定
最初に選択されている移転先のサーバーではなく、移転元のサーバーを追加します。
動いているWordPressを指定
引っ越すWordPressのスナップショットを撮ります。
気をつけるプラグイン
301リダイレクトをするプラグイン「Redirection」がインストールされていると、テスト環境を作っても、転送エラーとなります。
このプラグインを無効にしてから、スナップショットを撮りましょう。