English version https://qiita.com/masap/items/ac23ca133ee3845d4c24
概要
iOS14 から Wi-Fi MAC アドレスランダム化機能が変更されたので調査した。
- iOS 13: Probe Request 時のみ MAC アドレスランダム化を行っていた。
- iOS 14: Probe Request(Broadcast) に用いたものと同様の MAC アドレスで auth/assoc/EAPOL まで行うよう変更された。
- 同一 SSID 内のローミングであれば MAC アドレスは変わらない。
- 同一 AP への接続であっても SSID が変わると MAC アドレスも変わる。
- Wi-Fi の off/on や iPhone の再起動で MAC アドレスは変わらない。
詳細
調査の詳細は以下の通り。
SSID=ssid1, BSSID=bssid1 の AP1 に MAC address A にて接続したとする。
-
同一 SSID の AP2 (SSID=ssid1, BSSID=bssid2) に接続
=> MAC address A のまま -
AP1 の SSID を変更 (SSID=ssid2, BSSID=bssid1)
=> MAC address B に変わる -
AP1 の設定を戻す (SSID=ssid1, BSSID=bssid1)
=> MAC address A に戻る -
Wi-Fi off/on後 AP1 に接続 (SSID=ssid1, BSSID=bssid1)
=> MAC address A のまま -
iPhone 再起動後 AP1 に接続 (SSID=ssid1, BSSID=bssid1)
=> MAC address A のまま
※ iPhone 8 Plus の iOS 14 にて調査。