AthenaのS3ストレージクラスに関する仕様
Athenaでは異なるストレージクラスのオブジェクトで構成されるテーブルについても問題なくクエリすることができます。
例えば、以下のようにテーブルに対応するフォルダ配下に複数のストレージクラスのオブジェクトがあったとしても問題ありません。
AthenaのGlacierに関する考慮事項
Athenaでは Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval
とAmazon S3 Glacier Deep Archive
ストレージクラスのオブジェクトに関してはクエリされません。
例えば以下のようにAmazon S3 Glacier Flexible Retrieval
とAmazon S3 Glacier Deep Archive
のオブジェクトが含まれるテーブルに対して、SELECT * FROM table
のようなクエリを実行した場合、クエリの実行はエラーにならないものの、これらのオブジェクトに含まれるデータは参照されません。
また、マニュアルにあるように、Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval
とAmazon S3 Glacier Deep Archive
ストレージクラスのオブジェクトを復元したとしてもデータの参照は行われません。
そのため、Amazon S3 Glacier Instant Retrieval
ストレージクラスであればAthenaでの参照ができるので、Athenaで参照を行いたい場合はAmazon S3 Glacier Instant Retrieval
ストレージクラスの利用が推奨されます。