AWS CloudFormationで日本語Wordpressをインストールするときにハマった作業メモ

わりとつまずいた。
ポイント

• EC2環境はAMIではなくCloudFormation使いたい
  • あとから日本語環境構築するより最初から日本語Wordpress入れたほうが楽
• Wordpressのインストールはサブディレクトリ内に行って、サイトそのものはドキュメントルートからアクセス出来るようにしたい
  • 手順を守らないと詰む
  • その手順を書いてある日本語環境が書きかけ

CloudFormationのテンプレートを使ってWordpress環境を構築

先にEC2コンソールからキーペアを作成しておく。
ローカルに保存した [*.pem] ファイルのパーミッションは 600 にしておくのを忘れずに。

1. [Design template]からテンプレートデザイナー画面へ
2. [file] -> [Sample templates] から [Wordpress_Single_Instance]を選択
   • [Wordpress_Multi_AZ]でもよさそうだが、今回は最小構成で
3. [WebServer] を選択
4. [Metadata]タブから http://wordpress.org/latest.tar.gz という文字を検索
5. http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz に置換
6. [save] してテンプレートを実行
7. http://example.com/wordpress/ へアクセスしてWordpressのセットアップ

Wordpressの表示ディレクトリをドキュメントルートに

Wordpressは
/var/www/html/wordpress/
に展開されているので、このままでは
http://example.com/wordpress/
でアクセスすることになる。
これを
http://example.com/
にかえたい。

WordPress を専用ディレクトリに配置する - WordPress Codex 日本語版
に具体的な作業手順が書かれてあるが、現在書きかけの状態なので手順がわかりにくい。
手順通りに実行して、一手でも間違うと詰む可能性があるので、作業メモ。

SSHでの作業とWordpressの管理画面での作業を行う。

[SSHで作業] EC2にssh接続

ssh -i hoge.pem [e-mail]

でEC2に接続。
以降はEC2上での作業。

cd /var/www/html/wordpress/

該当ディレクトリに移動。
以下の作業は作業ディレクトリから相対パスで行ってもいいが、ドキュメントとして絶対パスの表記で書いておくことにする。

sudo sh -c "echo -n > /var/www/html/wordpress/.htaccess"

空の.htaccessファイル作成。

sudo chown -R apache:apache /var/www/html/wordpress/

でインストールされたWordpressのオーナー変更。
これをやっておかないとWordpressからメディアファイルのアップロードなどが行えない。

sudo cp /var/www/html/wordpress/.htaccess /var/www/html/
sudo cp /var/www/html/wordpress/index.php /var/www/html/

ファイルをドキュメントルートにコピー。

sudo mv /var/www/html/index.php /var/www/html/index_old.php
sudo sh -c "sed -e "s@'/wp-blog-header.php'@'/wordpress/wp-blog-header.php'@" /var/www/html/index_old.php > /var/www/html/index.php"
sudo rm /var/www/html/index_old.php

上のコマンドが何をしているかというと、

index.php

-require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php' );
+require( dirname( __FILE__ ) . '/wordpress/wp-blog-header.php' );

こういう置換を行っている。
SSHでの作業は一旦終わり。

[Wordpressで作業]

Wordpressの管理画面にアクセスして、
[設定] -> [一般設定]
で

名前	値
WordPress アドレス (URL)	http://example.com/wordpress
サイトアドレス (URL)	http://example.com

とする。
注意しないといけないのが、[WordPress アドレス]では「/wordpress」という文字を削除してはいけないし、[サイトアドレス]では「/wordpress」という文字は削除しなくてはいけない。

以上で作業は終了。
http://example.com/
にアクセスして、インストールされたWordpressが正しく表示されれば作業成功。