GA4のレポート機能で、クリックイベントを1日単位で集計する方法
Webサイトやアプリ上で、ユーザーがどの選択肢をどのくらいクリックしているのかを把握したいケースは多くあります。
たとえば、1つの選択画面に「A」「B」「C」というボタンや選択肢があり、それぞれのクリック数を日別で確認したい場合です。
GA4ではイベントを計測するだけでなく、クリック対象をカスタムディメンションとして扱えるようにしておくことで、レポート画面上で日別のクリック状況を確認できます。
イベント名とカスタムディメンションの違い
まず、GA4で確認したいデータが「イベント名」なのか「イベントパラメータ」なのかを整理します。
たとえば、以下のようにA、B、Cを別々のイベント名として送信している場合は、GA4のイベントレポートで確認できます。
click_A
click_B
click_C
一方で、イベント名は共通で、クリックされた対象をパラメータとして送信している場合は、カスタムディメンションの登録が必要です。
例:
イベント名:select_click
パラメータ:select_name
値:A、B、C
この構成にしておくと、「select_clickというイベントの中で、A・B・Cのどれが何回クリックされたか」をレポート上で集計できるようになります。
今回実現したいこと
今回の目的は、以下のようなレポートをGA4上で確認できるようにすることです。
日付 選択肢 クリック数
2026/06/01 A 120
2026/06/01 B 85
2026/06/01 C 43
このように、1日単位で各クリックイベントの実績を確認できるようにします。
1. クリックイベントにパラメータを付与する
GA4に送信するイベントに、クリックされた選択肢を判別できるパラメータを付与します。
イベント名を select_click、クリックされた選択肢を select_name として送信します。
設定例は以下の通りです。
項目 設定例
イベント名 select_click
パラメータ名 select_name
パラメータ値 A / B / C
Google Tag Managerを利用している場合は、クリックトリガーと変数を使って、クリックされたボタン名やdata属性の値を select_name に渡す形で設定します。
2. GA4でカスタムディメンションを登録する
イベントパラメータをGA4のレポートで使用するには、カスタムディメンションとして登録します。
手順は以下の通りです。
- GA4の管理画面を開く
- 「管理」から「カスタム定義」を選択
- 「カスタムディメンションを作成」をクリック
- ディメンション名を入力する
例:選択肢名
スコープは「イベント」を選択
イベントパラメータに select_name を入力
5.保存する
これで、select_name に入っているA・B・Cなどの値を、GA4のレポートやデータ探索で利用できるようになります。
3. 探索機能の設定
- 空白をクリック
- 変数>ディメンション>すべてのタブの中から「カスタム」を開き、自分が登録したカスタムをチェックをONにする
- 変数>指標>イベント>イベント数をチェック
- 設定>行にチェックしたいカスタムをドロップする
- 設定>値に登録した指標「イベント数」をドロップ
これで表示ができるようなりました。
まとめ
GA4でA/B/Cのようなクリックイベントを日別で確認したい場合は、イベント名だけで管理するのではなく、クリック対象をイベントパラメータとして送信し、カスタムディメンションとして登録する方法が有効です。
そのうえで、GA4のレポート機能を使って「日付」「カスタムディメンション」「イベント数」を組み合わせれば、1日単位で各選択肢のクリック数を確認できます。
これにより、画面上の選択肢ごとの利用状況を可視化でき、UI改善や導線改善の判断材料として活用できます。