9:45 多様化するデバイス環境から考えるユーザー体験とエコシステム
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及川 卓也 (Engineer Manager, Google, Japan), Chrome のmanager
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Web 技術, 開発されてから25年が経つ
- Web技術の進化、いかにラクできるかというフェーズになっている
- Web と何か、ではなくて、組み合わせて何ができるかというフェーズになっている
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web components
- custom elements
- shadow(virtual) DOM など
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polymer, polyfil の技術
- https://www.polymer-project.org/0.5/
- Chrome 以外はweb components に対応していないため、polyfil 技術を使うことになる
- オープンソース
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Web Starter Kit
- https://developers.google.com/web/starter-kit/
- responsive, performance など、課題はいろいろある
- Web fundermentals のノウハウに則った開発環境のひな形を提供
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Material Design
- Google のProduct 間でUI が共通化されていなかったのを統一したかった
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Tools
- Chrome dev editor, IDE みたいなもの (Dart で書かれてる、オフラインで動く)
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アメリカユーザー、インストールされているアプリ平均33個のうち, 1/3 しか使われない
- 見つけてもらうのが難しくなる
- 検索されることが必要になる
- deep link, app index が必要になってくる
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Physical Web
- Mobile とWeb、どう繋ぐか
- 「続きはWeb で」で次に繋げる方法は現状2つしかない、ブラウザでテキストを打ち込むか、QR コード。QR コードはフィッシングサイトに誘導されるリスクある
- IoT で、デバイス同士がURIビーコン で通信することを提案している
- Mobile とWeb、どう繋ぐか
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service worker
- inteligent なproxy
- app をインストールすることなくサービスを提供する
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雑感
- web components, polymer, Chrome dev editor, Physical Web, service worker など、知らなかったけど面白そう、便利そう。でもいつキャッチアップできるんだろう。。
10:15 ユーザーを魅了するネイティブアプリ経済圏の広がり 〜 モバイル、ウェアラブル、リビングルーム
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松内 良介, Developer Advocate, Google Japan, アジアチームのコンサルとかやってる人
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テーマ
- ネイティブアプリの世界がどうなってるか
- ユーザーの不満、期待
- 求められるアプリの品質
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スライド(たぶんほとんど同じもの): http://news.mynavi.jp/articles/2015/02/25/google/
- ユーザーのレビューで多いものをピックアップして紹介してくれている。
- ただ、重い、とかアプリである意味がない、とか、まぁ言ってみれば当たり前の内容
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没入する体験、TV とか
- watch は没入してはいけない体験
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高い評価と収益性
- 2-2.9 —( 9X )-> 3-3.9 —( 4X )-> 4-5
- http://news.mynavi.jp/photo/articles/2015/02/25/google/images/002l.jpg
- 評価4 以上を目指しましょう
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ユーザーはアプリらしい動きを求めている
- オフラインで動く
- バックグラウンドで勝手に同期してくれる
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中断感が少ない遷移 (マテリアルデザインの中の1つの概念)
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劣化コピーの悲劇
- Web 体験
- ↓ 劣化コピ―
- 他 platform
- ↓ 劣化コピー
- Android
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Android Quality Guideline、ユーザーの苦情が詰まってる
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雑感
- カメラパシャパシャがうるさくて集中できなかった
- 発表の後、運営の方が自粛を促してくれていて素晴らしかった
11:00 Google Cloud Platform で知る Google クラウドの「Google らしさ」
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佐藤 一憲, Developer Advocate, Google Japan, Docker Meetup とかやってる
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Google 開発プロダクトの進化
- BigTable => 後継 の Spanner/F1
- GFS => 後継のColossus
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Google index サイズ、100 PB
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Big Query
- REGEXP_MATCH, LIKE 検索が100億行のテーブルで5秒で終わる
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Google App Engine
- コンテナ、1台40ms で起動する
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Live migration で、MySQL replication しながらでもコンテナの移動が可能
- 検証してみたときにも何の影響も無かった
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雑感
- AWS はたまに物理サーバのメンテナンスで引っ越ししないといけないとかある(今もあるよね?) けど、Live Migration でよしなにやってくれるのであればそれはすごいなぁ
13:00 マテリアルデザインの概要
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松内 良介, Developer Advocate, Google Japan
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tangible Surfaces: 手触り感
- 手触り: z-index を意識する、プラットフォーム(Android 側) でサポートする(API)
- リップル効果: 触った実感をフィードバックとして表現してあげる
- 触った要素がせり上がるとか
- CardView
- シャドウとかを提供してくれてる
- コンテンツによって行数とかレイアウトを変えやすいので汎用的
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whiteframe 素材: http://www.google.com/design/spec/resources/layout-templates.html#
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フォント (A Bold, Print-Like Aesthetic, 印刷物を参考にしたUI)
- フォントに濃淡をつけるだけで論理階層が作れる。ムダな枠線はいらなくなる
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Grid, Keyline
- ユーザーに線を見せなくても、線を表現することができる
- 階層を直接書かなくても、階層を表現することができる
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Primary Color とAccent Color をうまく使う
- Primary Color が白or黒 なのは少数派
- Primary Color は開発の初期に決めておいたほうがよい、後になるとデザインの整合性が狂う
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Immersive Contextual Imagery
- 没入感のある表現
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Meaningful Motion
- 連続性のある遷移、アニメーション
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アニメーションの速度を直線的でなく曲線的に変える
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Web では、Polymer を利用することで、アプリと同じUI を提供できる
Android Wear でのアプリ開発手法
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山口 能迪, Developer Advocate, Google Japan
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そもそものコンセプト
- 通常の生活の中に占めるスマホの利用時間を少なくしたい
- ムダな通知の確認とか、人が集まっているのにみんなデバイスを見ている状態、とかいうのを無くしたい
- 通常の生活の中に占めるスマホの利用時間を少なくしたい
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UI
- 小さいのでスマホとは別
- コンテキスト(見せるコンテンツ) とアクション(ボタンなどのインタフェース)に集中
- 歩きながらでもそのアプリが使えないようであれば(それほど一瞬で認識可能、シンプルでないのであれば) 、UI を再考したほうがよい
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開発
- Android Studio
- Android Wear 実機 (歩きながら検証とかは必要)
- 3つのスコープを考える
- 通知
- マイクロアプリ
- ウォッチフェイス
- なんでも描画できるスクリーンに、自由に時計を表現 (パックマンで時計を表現したり、とか)
- 例: santa tracker: http://www.smarterwatching.com/googles-santa-tracker-gets-santa-themed-watch-faces/
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通知
- L0: スマホアプリから通知を出すだけ
- L1: 通知のリッチに。写真を大きく出したりとか
- L2: バックグラウンドでデータ取得して通知、など
実践 Google BigQuery
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本多 一行, Quipper. Ltd
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テーマ
- BigQuery, 速い以外のメリットは?
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「我々はサーバーを管理したいのではない、データを分析したいのだ」
- BQ はフルマネージド
- Google Apps Script, Goole AppEngine, Google Cloud Logging, Google Analytics Premium との連携
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特徴
- 小さく始められて、遅くならない
- 1000行のクエリとかでも1秒くらいかかるけど、100億行に増えても5秒で済む
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JSON 突っ込んでおけばスキーマレスで解析できる
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Streaming INsert は1万行/秒だが、申請すれば10万行まで可能
Deep Linking と App Indexingを使って検索結果からアプリへ
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Jarek Wilkiewicz, Developer Advocate, Google
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動画
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App Index API, 検索結果(サジェスチョン) にアプリのコンテンツが表示できる
- Android のCookpad アプリの例
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実装手順
- deep link support
- android のmanifest.xml に追加
- implement AppIndexAPI
- Activity を受け取ったら、API 呼び出し
- Google Developer Console
- verify website
- もしhttp スキームをサポートしていなかったら、追加作業
- web 側にscheme を書いておく
- sitemap にも書いておく
- Web master tool で確認できる
- deep link support
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Q. app index される条件があるか?
- クローラーが認識できていないとうまく表示されない
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Q. クックパッドが出てたけど、どうやればいいの?
- App Index API に対応してれば出る
- 対応アプリが増えてきたら、表示されるものは多くなる
- 表示順は、検索と同じアルゴリズムが適用される(はず)
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Q. http とhttps がある場合は?
- 両方実装する必要がある
復習
http://googledevjp.blogspot.jp/
@googledevjp
- セッションの内容を確認するクイズがあって面白かった