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エンジニア未経験でも一目置かれるポートフォリオ。ビジネス視点で顧客に価値を届ける。

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Last updated at Posted at 2026-04-07

未経験からエンジニア転職を目指して、個人開発に励む方々へ。

そのポートフォリオ、もしかしたら面接官やユーザーに刺さらないプロダクトになっているかもしれません。

AIがコードを書くことが当たり前となった2026年現在、エンジニアに求められるのは「何を作るか」以上に 作ったプロダクトがどんな価値を生むか という視点です。

この記事ではみなさんが作った、作ろうとしているポートフォリオがユーザーに愛され、面接官を唸らせる「これから求められるエンジニア」になるための考え方や行動をお伝えします。

みなさんの今後のキャリア形成の一助になれば幸いです。

1. 顧客起点で考える

個人開発をする際、

なんとなく自分が作りたいものを作った

特にユーザーに聞いてないけど絶対これは流行る、求められてる、バズるはずだ

といって作ったプロダクトが誰からも求められていなかった、と言うのはよく聞く話です。自分を満足させるためだけのプロダクトなら全然それでもOKです。一方で、ユーザーに喜んで欲しい、面接に通りたい、といった願望があるなら、これから話す視点を持った方がいいかもしれません。

顧客は何を求めているのか

例えば、A君はある小さなパン屋さんのために「来店客数を100%予測する最新AIシステム」を個人開発したとします。彼は最新の論文を読み込み、精度も抜群のモデルを作り上げたのですが、残念ながらそのシステムは一度も使われませんでした。

理由はシンプルです。店主が本当に欲しかったのは「明日の客数を知ること」ではなく、「余ったパンをどうやって近所の人に安く知らせるか」という 集客の仕組み だったからです。

ビジネスの全体感を把握して顧客課題の解決策を考える

どんなに高度な技術も、ビジネスの文脈に合っていなければ無価値になってしまいます。そこでビジネスの全体感を把握するのに役立つのが 3C分析 というフレームワークです。

  • Customer(顧客) :ユーザー(パン屋さん)は何に困っている?
  • Competitor(競合) :ライバル(他のパン屋やコンビニ)はどう戦っている?
  • Company(自社・自分) :自分のスキルやリソース(自社の強み)を使って、競合には真似できない解決策を提供できるか?

この視点があれば、彼は開発する前に「まずは近隣の競合店が導入していない公式LINEを使って余ったパンの情報を顧客に連絡し、通常価格より値下げするクーポンを送る仕組みを作りましょう」などといった、顧客のニーズにあった提案ができたはずです。

2. 「頑張り」を「数字」に翻訳する。エンジニアこそ知るべき経営指標

「今月はコードの可読性を上げるために全力を尽くしました!」
これはエンジニア同士なら褒め合えるかもですが、経営者からすると

それでいくら儲かるの?

顧客のどんな悩みを解決することになるの?

となってしまいます。

結論:共通言語は「数字」にあり

自分のコードが、顧客が追っているどの数字(指標)を動かしているのか意識してみましょう。その指標の一例が KGIKPI です。

  • KGI(重要目標達成指標) :最終的なゴール(例:パンの廃棄をゼロにする)。
  • KPI(重要業績評価指標) :ゴールのための中間目標(例:クーポン利用数、夕方の来店者数)。

システム導入によって「表示速度を1秒速くしました」ではなく、「表示速度を改善して、購入までの離脱率(KPI)を5%下げました」と言えるようになれば、そのシステムの価値は一気に高まります。

3. 早く出し、早くフィードバックを受けて改善する

2026年現在、AIは人間よりも速く、正確にコードを書けるようになりました。これからの時代、エンジニアが生き残るためには「コードを書くこと」そのものではなく、 技術をどうやってビジネスの価値(利益)に変換するか を考える視点を持つことだと考えています。

結論:完璧よりも「スピード」と「ユーザー視点」

どんなに素晴らしい技術も、市場に出るのが遅ければ競合に先を越されてしまい、得られたはずの利益や顧客の感謝の声を得られなくなる可能性があります。

  • リーンスタートアップ :最小限の機能で早く世に出し、ユーザーの反応を見て改善する。
  • デザイン思考 :「何が作れるか」ではなく「ユーザーが何を求めているか」からスタートする。

AIを使いこなして爆速でプロトタイプを作り、ユーザーに価値を届ける。これこそが、これからのエンジニアに求められる姿勢だと思っています。

さいごに

個人開発をする際、開発すること自体を目的にせず、「誰かを幸せにする」「悩みを解決する」ための 手段 と捉えて行動すると、結果的に面接官や顧客の反応は変わります。

その上で顧客が達成したいKPIやKGIにフォーカスしたプロダクトを迅速に作って、フィードバックを受けながら改善する。これを繰り返すことで、みなさんのポートフォリオが本物の価値に変わります。


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