対象読者
- バイブコーディングでアプリ開発をしているが、途中で手戻りや修正が多発して困っているエンジニア
問題
バイブコーディングは、実装が速く進みます。ただし、その速さが手戻りを呼び込むことがあります。具体的には、次の2つです。
- とりあえず作り始めてみても、途中で修正が入り、「今何をやるべきか」が明確になっていないとうまく進まない
- 認識齟齬を残したまま計画や実装をAIにさせてしまい、誤った実装が走ってしまうことがある
原因
なぜ、こうした手戻りが起きるのでしょうか。振り返ると、次の2つが未整理のまま開発を進めてしまうことが原因だったと考えています。
- タスクの大枠が、細分化されたタスクへ落とし込まれないまま進んでいる
- 計画や実装に入る前に、自分とAIの間で認識が合っているかを確認するステップがない
解決方法
1. Issueで大枠→細分化し、要件定義を先に固める
「今何をやるべきか」が見えなくなる。この問題への対処が、Issueで大枠を作成→細分化する進め方です。GitHub Issueでまず大枠を作り、そこから細分化していきます。とりあえず作ってみても、途中で修正が入り「今何をやるのか」が明確になっていなければ、結局うまく進みません。
あわせて、要件定義をまず詳細に固めてから、モックを作り、そこからバックエンドやデータベース周りに着手します。要件定義を後回しにして先にモックやバックエンドへ着手したときに起きがちな「本当に作りたかったもの」とのズレ、手戻りを防げます。
2. 計画・実装前に認識齟齬を解消するフェーズを設ける
もう一つの原因、認識齟齬にはどう対処すればよいのでしょうか。認識齟齬を徹底的になくしてから計画や実装をさせないと、誤った実装が走ってしまうことがあります。これを解消するために有効なのが、まず自分が言ったことをAIに再度整理させ、分かりやすく言い直してもらう作業です。たとえば、次のように依頼してみてください。
私が言ったことを再度整理し、私に分かりやすいように伝えてください
あわせて、どのような方針で何をやるのかを明確に洗い出させる必要もあります。プランを立てる前段階として、まず認識を合わせるフェーズを独立して設けることが大切です。
注意点
- 認識合わせのフェーズは、プランを立てる段階に混ぜてしまうと見えにくくなります。プランを立てる前段階として独立させて行ってください。
- 本記事の内容は個人開発での体験に基づくものです。チーム開発など体制が異なる場合の有効性は未検証です。
まとめ
- Issueで大枠を作り、細分化していく進め方が手戻りを減らします
- 要件定義を先に詳細化してからモック→バックエンド/DBへ進む順序を意識しましょう
- 計画・実装の前に、AIに指示内容を整理・言い直させて認識を合わせるフェーズを独立して設けましょう