今年の1月から、自分を含めた5人チームのマネージャーに任命されました。
マネージャーになって間もない私ですが、チームメンバーと初めてKPTによるふりかえりを行った経験を共有させていただきます。
内容まとめ
ふりかえりをして、良かったこと
- チームとして認識を揃えたうえで、次のアクションに取り組める
- 「やったこと」の可視化による自己肯定感
良いふりかえりにできたポイント
- 事前の準備
- チームメンバーの主体性
反省ポイント
- 予定時間をオーバーしてしまった
- 金曜日は避けた方がいいかも
はじめに
自己紹介
今までプレイヤーとして、アプリ開発に携わってきました。
開発者として所属していたチームで、初めてマネージャーを任されることとなりましたが、マネージャーの仕事については、まだまだ未熟と感じています。
なぜ「ふりかえり(KPT)」をしようと思ったのか
そんな私ですが、メンバーの一人に、チームの状況について聞いてみたところ、
「しばらく、開発振り返り会ができていない」
と教えてもらいました。
そこで、『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』を参考に、KPTでふりかえりをすることにしました。
今回の実施形式
全員オンラインで、Miroを利用して、2時間の枠で実施しました。
『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』で、初めての場合におすすめされていた、以下の流れで実施しました。
DPA → KPT → +/Δ
ただし、KPTの実施中に予定時間をオーバーしてしまい、時間の都合上「+/Δ」は実施できませんでした。
補足
DPAとは?
ふりかえりをどんな雰囲気にしたいか、そのためにどんなことをするのか、
というルールを全員でつくり、全員が話しやすい状況を作り出す手法です。
KPTとは?
KPT(けぷと・ケーピーティー)は国内でもメジャーなふりかえりの手法の1つです。
自身やチームの活動を以下の順でふりかえり、カイゼンのためのアイデアを出します。
- 活動を思いだす
- Keep(続けること)を話し合う
- Problem(解決したい課題)を話し合う
- Try(試すこと)を話し合う
実施してみて良かったこと
1. チームとして認識を揃えたうえで、次のアクションに取り組める
ふりかえりを通して、個々人が「これはいいな」とか「ここは問題だな」と感じていたことを、共有することができました。
それらの内容について共通の認識をもったうえで、チームとして「次はこうしよう」というアクションを決めることができた点は良いなと感じました。
2. 「やったこと」の可視化による自己肯定感
日々の業務に追われていると、何をやったか忘れがちです。
一度立ち止まって、ふりかえることで「自分たち、こんなに頑張ったんだなー」と改めて感じることができました。
楽しく、ふりかえりできたこともあり、「次はもっとできるかも」と前向きな気持ちを持つことができました。
良いふりかえりにできたポイント
1. 必要な「準備」をした
事前に、以下の準備をしていました。
- ふりかえりを、どういう流れで進めていくかのドキュメント
- ふりかえる期間を思い出すための情報
- Miroのボード
Miroのボードについては、ふりかえりカタログ を利用させていただきました。
2. チームメンバーの主体性
準備はしましたが、良いふりかえりにできたのは、こちらの要因が大きいです。
メンバー全員が、以下のような行動を実践してくれたため、良いふりかえりにできたなと感じています。
- リアクションをたくさん出してくれる
- 建設的な意見をたくさん出してくれる
- 心理的安全性を保っている
KPTの前に、DPAを実施していたことで、全員が話しやすくなっていたようにも感じます。
次回への改善ポイント
1. 予定時間をオーバーしてしまった
チーム全員が積極的に意見を出し合ってくれたことで、思っていた以上に議論が深まりました。
ついつい意見を深堀りしたくなって、話をしていると、予定時間をオーバーしてしまいました。
個々人の意見を付箋に書く時間はタイマーを実施していましたが、共有の時間はタイマーをつけていなかったのが要因に感じます。
2. 金曜日は避ける?
「Try」を決めたにも関わらず、休日を挟むことで、何を話していたか忘れてしまっていました。
金曜日以外の曜日に、特に週の初めに実施することで、話し合った内容が新鮮なうちに活用されやすいかもしれません。
おわりに
最初から完璧を目指さず、まずはふりかえりを「やってみる」でも良いのではと思います。
『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』を参考にすると、始めやすいと感じたので、ぜひおすすめします。
参考
- 森 一樹『アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック』翔泳社、2021
- ふりかえりカタログ