先日開催されたEMConf2026に参加してきました。
https://2026.emconf.jp/
今年の1月から、マネージャーに任命されたため、世間のエンジニアリングマネージャーが、どのように役割を果たし、開発組織の価値を高めているのかを知りたいと思い、参加しました。
私にとって、初めてのテックカンファレンス参加だったため、参加前はかなり身構えていたのですが、実際に参加してみたら、とても実りの多い経験でした。
この記事が迷っている方の参考になればうれしいです。
全体を通して感じたこと
1. 参加者の幅が広い
「EM(エンジニアリングマネージャー)のカンファレンスだからマネジメント層ばかりでは?」と思っていましたが、実際はマネージャーという役職ではない方も多く参加されていました。
懇親会では「新卒1年目です!」という方ともお話しできて、良い意味でギャップがありました。
もっと気軽に参加してよかったんだな、と感じました。
2. 「完全な理解」じゃなくていい、引き出しを増やす場所
セッションの中には、正直自分の前提知識が足りずに追いつけない部分もありました。
でも、それでいいんだと思います。
その場で全部を理解できなくても、「こういう考え方があるんだ」と知っておくだけで、後から必要になったときに学び直しやすいと感じました。
3. 現地(オフライン)だからこそ得られる「実感」
世の中に「銀の弾丸(一発ですべてを解決する魔法)」はありません。
どの会社も、目の前の課題に正面から向き合って、愚直に取り組んでいる。
そんなスピーカーの生の声を現地の熱量とともに直接聞けたことで、スライドの文字だけを読むよりも、はるかに大きな納得感とリアルな実感が得られました。
4. 他社参加者との交流が刺激になる
セッションの合間や懇親会で、他社の開発現場のリアルな雰囲気や、セッションの感想を話せたのが純粋に楽しかったです。
ただ、私のように1人で参加すると最初は少し声をかけるハードルが高く感じる瞬間もあったので、次回はチームのメンバーと一緒に参加するのもアリだな、と思いました。
印象に残ったセッション3選
特に刺激を受けた3つのセッションについて紹介します。
「冒険する組織のつくりかた」 / 安斎 勇樹さん
安斎さんの書籍『冒険する組織のつくりかた』は読んだことがあったのですが、ボリュームのある内容ゆえに自分の中で咀嚼しきるのに時間がかかっていました。
しかし、今回の基調講演では「50分で理解・実践できる内容」にギュッと凝縮されていて、驚くほど分かりやすかったです。
特に印象的だったのが次のフレーズです。
「その目標、テンションが上がるか?」
ロジックだけでなく、自分の「テンション(気持ち)」を判断基準にするアプローチは、とても明快で素敵だなと感じました。
「私たちって何を大事にしたいチームなんだろう?」と考えさせられたので、改めて本を読み直してみようと思います!
「技術的負債の泥沼から組織を救う3つの転換点」 / nwiizoさん
普段からブログを拝見しているnwiizoさんのセッションです。
「時代遅れのアーキテクチャはビジネスリスクであり、競争上の不利益をもたらす」
この言葉がグサリと刺さったのですが、私には前提知識が足りなすぎて、実践部分では正直理解が追いつかない部分も多々ありました。
でも、それは決して悪いことではなく、「自分が何を知らないのか(無知の知)」に気づけたこと自体が、私にとって大きな収穫でした。
セッション内で紹介されていた書籍『アーキテクチャモダナイゼーション ―組織とビジネスの未来を設計する』を読んで、インプットを深めたいと思います。
「「開発生産性」ではなく「事業生産性」こそが本質 ~ ROICで紐解く、開発の「稼ぐ力」の最大化 ~」 / 江副 廉人さん
- 関連参考記事:ワンキャリア公式note
ワンキャリアさんによる、独自の「事業生産性」という考え方についてのセッションです。
最近、生成AIの普及などによって「もっとコードを早く、たくさん書かなきゃ」「トレンドに置いていかれるかも……」という焦りを感じていました。
しかし、このセッションを聞いてハッとしました。AIによってコードの「量」は増やせても、大切なのは 「そのコードがどれだけの事業価値を生み出しているか」 だと感じました。
「どれだけ価値を生めるか」という本質に目を向けるきっかけをくれました。
まとめ
初めてのテックカンファレンス参加でしたが、たくさんの気づきとモチベーションを貰いました。
まだ経験が浅くても、マネジメントの立場でなくても、参加して十分に得られるものがあると感じました。
初めての参加で不安な方にも、少しでも「行ってみよう」と思ってもらえたらうれしいです。
EMConf2026運営のみなさん、スピーカーのみなさん、最高のカンファレンスをありがとうございました!