はじめに
M5Cameraは、OV2640カメラ駆動チップと、4MBのPSRAMが統合された、ESP32ベースのカメラモジュールです。今回はArduinoIDEにも初めて触ったので備忘録的に纏めています。
必要なもの
M5Camera (今回はTypeBです)
Arduino IDE
Windows10
参考記事
https://ambidata.io/samples/m5stack/m5camera/
https://qiita.com/MypaceEngine/items/29940f509f755726e482
手順
1.M5CameraをUSBケーブルでパソコンにつなげる。
2.カメラの性能確認。WifiでM5FishEyeCam(私のは魚眼レンズではないですが何故か名前はFishEyeに)
につなぎ、http://192.168.4.1
にアクセスすると画像が流れてくればOK.一旦Wifiを切ります。
(時間がなければ省略可)
3.Arduino IDEを起動
4.USB to Serial Driverをインストール(過去に実施済みであれば省略可)
参照元はコチラ
5.ESPボードマネジャーのライブラリーを追加
ファイル>環境設定>設定>追加のボードマネジャーのURLの欄に下記URLをコピー
https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json
ツール>ボード>ボードマネジャーへいき、EPS32を検索。ESP32をインストール
7.M5STACKライブラリーをインストール
スケッチ>ライブラリーをインクルード>ライブラリー管理にてM5STACKを検索しインストール
8.ボードの選択
ツール>ボードにてESP32 Wrover Moduleを選択。Partition SchemeをHuge APP (3MB No OTA/1M APIFFS)に変更する。これをしないとカメラのスケッチ例を使用するときに容量オーバーでエラーが出る。
9.スケッチ例のFactory Testで接続確認(省略可)
ファイル>スケッチ例>M5STACK>BASICS>Factory Test
M5Cameraはモニターがないためシリアルモニタで接続を確認
10. カメラ用のスケッチ例を選択
ファイル>スケッチ例>ESP32>Camera>Camera WebServer
11.カメラモデルの選択
define CAMERA_MODEL_WROVER_KIT に//でコメントをつけ、
CameraWebServerにて#define CAMERA_MODEL_M5STACK_PSRAMの前の//を削除してカメラモデルを選択
ssidとpasswordの部分にWifiルーターののIDとパスワードを入れます。
12.ピンの変更
camera_pins.h にて下記の2つのピンを変更
上記をimgタグにして、width を追加し任意の値を設定します。
梱包箱の紙のインストラクションにも記載はあります。
13.書き込み
→をクリックしてM5cameraへ書き込み
14.書き込みが終了したら、シリアルモニターを立ち上げます。シリアルモニターにあるURLへアクセスするとカメラが立ち上がります。
動作確認
Get Stillで静止画、Start Streamで動画が見られます。ただし、パソコン内に保存されている訳ではないのでその場だけです。下記はパソコン画面を携帯でとりました(操作しながらは難しく、若干ぴんぼけ)
感想
レゴブロックの一部のような、オモチャのような外見で、それなりの画質が取れたのでびっくりしました。よいしょよいしょに変更しないと上手く動かない躓きポイントはありますが、この小ささと軽さは結構魅力的ですね。