目的
この記事の目的は、学んだテクニックをアウトプットして理解を深めることです。
背景
最近仕事で生成AIの案件に入り、プロンプトのテクニックを学んだため、今後の開発業務でも生成AIを使えるように、この機会にプロンプトのテクニックをおさらいします。
テクニック
1. 出力例を提示する
概要:出力例を情報として与える
目的:出力形式を指定して見やすくする、質問に対しての考え方を学習させる
具体例
効率良くダイエットするにはどこの筋肉を鍛えたほうが良いか教えてください。
# 具体例
部位:太もも
理由:筋肉が大きいので基礎代謝量を増やすから
具体的なメニュー:スクワット
2. 役割を与える
概要:AIに役割を与える
目的:求めている回答を得るため、AIに対して何をしてほしいかを明確にする
具体例
私は3ヶ月で10キロ体重減らしたいと思っています。
あなたのタスクは私が3ヶ月で10キロ体重を減らすことができるようなトレーニングメニューを考えることです。
3. 段階的推論(CoT方式)
概要:回答をステップに分けて出力させる
目的:ステップに分けることで、論理的に回答を生成させる
具体例
私は3ヶ月で10キロ体重減らしたいと思っています。
あなたのタスクは私が3ヶ月で10キロ体重を減らすことができるようなトレーニングメニューを考えることです。
1. 一般的に標準的な体型の定義を教えてください。
2. 以下に私の体型の情報を記載するので、`1`で出力した内容と比べてください。
3. 比べた結果、ダイエットした方が良いか教えてください。
4. マークダウン記法
概要:単なる文章ではなく、マークダウン形式で質問する
目的:AIに理解しやすい記法で書くため
具体例
<!--「#」を使用-->
# 私は3ヶ月で10キロ体重減らしたいと思っています。
# あなたのタスクは私が3ヶ月で10キロ体重を減らすことができるようなトレーニングメニューを考えることです。
<!--数字のリストを使用-->
1. 一般的に標準的な体型の定義を教えてください。
2. 以下に私の体型の情報を記載するので、`1`で出力した内容と比べてください。
3. 比べた結果、ダイエットした方が良いか教えてください。
5. わからないことは逆質問させる
概要:こちらの質問で理解できない部分があれば聞くように記載
目的:曖昧な回答や予測で回答するのを防ぐ
具体例
効率良くダイエットするにはどこの筋肉を鍛えたほうが良いか教えてください。
また、私の体型は一般的に標準的な体系を比べてください。
わからないことは聞いてください。
6. 外部情報を渡す
概要:回答してほしい内容に関する情報として参考サイトのURLを貼る
目的:目的モデルの学習データにないものを答えさせる
具体例
https://www.med.or.jp/forest/health/eat/11.html
上記から20代男性の標準体型を教えてください。