1. はじめに
ChatGPTでプロンプトの書き方に迷ったり、指示がうまく伝わらなかったことはありませんか?
人間に指示を出すのと同様に、ChatGPTに対しても「何をしてほしいのか」を明確に示してあげる必要があります。文章の構造や文章同士の関連性がわかりやすいプロンプトの作成にはMarkdown記法が便利です。
その際に覚えておくと良いMarkdown記法を以下に挙げます。
2. プロンプトに便利なMarkdown記法
① 見出し「#」
「#」はh1見出し、「##」はh2見出し、のように「#」の数で見出しの階層を変えられます。
# 大見出し
## 中見出し
② リスト「-」「*」
「-」もしくは「*」をつけると箇条書きの意味になります。条件を連ねる時などに便利です。
- その1
- その2
③ 番号付きリスト「1.」「2.」......
リストに近いですが、こちらは頭に数字が付きます。
1. 起立
2. 礼
3. おはようございます
④ コードブロック「```」
「```(バッククォート)」で文章を囲むとひとつのブロックとして認識されます。指示内容にコードを含めたい時などに便利です。
```
console.log("Hello world");
```
⑤ テーブル「|」
テーブルを作る時に使います。表形式でデータを出力させたい時に便利です。
|特徴|りんご|梨|
|色|||
|形|||
3. プロンプトの入力例
Markdown記法を使用したプロンプトの例を以下に示します。
以下の条件を厳守して、記事を作成してください。
# 仕様
- Markdown記法を使用すること
- 記事全体の文字数は500字~1000文字とすること
- 記事の最後に以下情報を入れること
```
※この記事はChatGPTを使用して作成されています。
執筆日:YYYY/MM/DD
執筆者:John Doe
```
# 対象読者
記事の対象読者は以下の要素を含む人物とする。
- ChatGPT未経験者
- ITエンジニア
# 記事タイトル
ChatGPT入門ガイド
# 記事内容
前述の# 対象読者を考慮し、以下内容で記事を作成すること。
1. ChatGPTについて解説
2. ChatGPTを使用する上でのメリットとデメリットについて
3. ChatGPTの使用例
4. GPT-3.5とGPT-4.0の違いについて以下の表形式に沿って説明してください。
|特徴|GPT-3.5|GPT-4.0|
|料金体系||
|性能||
4. さいごに
ChatGPTから精度の高い応答を得るためには、Markdown記法などを使用してわかりやすいプロンプトを書くことが推奨されます。
ただし、どんなに指示が的確でも求めていた完璧な応答が得られるとは限りません。そのため、一発で望んだ応答を得ようとせずに、応答を繰り返しながらプロンプトを修正したり、再生成を繰り返して調整していくことが重要です。