はじめに
Merry Christmas!
こちらは ゆるWeb勉強会@札幌 Advent Calendar 2019 24日目の記事です。
今回は、課題管理ツール(Redmine、Backlog、JIRA等)を使う時に意識しておくと、ちょっと幸せになれるTipsを3つご紹介します。
それ、Webに関係なくない?というツッコミはご容赦ください。
課題管理ツールのTips
1. ひとつの課題には、ひとつの関心事
課題を起票するときの「粒度」に悩む方も多いと思います。
いつも私が指針にしているのは、ひとつの課題ではひとつの関心事しか取り扱わない という事です。
課題の中でやりとりが続いていくと、「◯◯の件も一緒に対応してください」「そういえば△△はどうなっていたっけ?」など、関心事が増えていったり、他の話題に逸れていくケースをよく見かけます。
そうすると必然的に、課題の内容が埋もれてしまったり、他の課題と内容が重複したり、アウト・オブ・コントロールな状態に陥ってしまいます。
複数の関心事が出てきたら、他の課題に切り出す。重複した内容が出てきたら、元の課題に誘導する。これを意識するだけでも、課題がグッと整理されていきます。
2. 完了条件を明確にする
課題を起票したものの、完了条件が明確になっておらず、いつまでも課題が残り続けてゾンビ化する...という経験はないでしょうか。
完了条件が明確になっていないと、課題がゾンビ化するだけではなく、適切な作業の進め方が判断できない・作業にどのくらいかかるのか見積できない等、たくさんの弊害が生じてきます。課題の引き継ぎなどでも困りますよね。
これは、自分で何かの目標を立てるときに達成基準を決めるのと同じで、 第三者が見て(=誰が見ても)完了したかどうか判断できる状態にしておく事が、重要なポイントになります。
3. 行間を読まない
課題に書く内容(項目や粒度)は、どうしても人によってバラツキが出てしまいます。
私はできるだけ「5W1H」を明示するよう心がけていますが、時々「例の件、よろしく」レベルのコメントを見かけます。例の件とは...?
相手と長い付き合いになると、阿吽の呼吸でコミュニケーションが取れて「例の件」でも伝わることがありますが、第三者から見ればナニソレ?という状況ですよね。また、勝手に行間を読んでエビデンスを残さずに進めると、いずれ「言った」「言わない」のトラブルになったり、思い込みで進めた結果やり直し!などという事になり兼ねません。とても危険です。
当事者間には自明な内容だとしても、行間を読まずに、5W1H+αを課題に明記して、いつでも誰とでも認識合わせできる状態に保っておきましょう。
おわりに
以上、課題管理ツールを使う時に意識しておくと、ちょっと幸せになれるTipsを3つ、ご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
適切な課題管理は、健全なプロジェクト運営の第一歩だと思っています。
ぜひツールを上手に活用して、課題管理のプロフェッショナルを目指してください!(私も目指します)