記事作成の経緯
当方、Robert Simmons, Jr.の著作「Java™️魂」を学習しようと思ったのですが、
サンプルコードの実行がAntによるものでした。
Antの勉強をするにしてもコマンドオプションの設定など、
Javaのコマンドについての知識がないと最低限の学習も厳しいなと。
そんな感じでこの記事を書くことにしました。
第1章 Javaアプリケーションの作成に必要な作業
Javaアプリケーションを作成していると、主に以下の作業が発生します。
※今回はあくまで「Javaコマンド」について学習したいので自動テストなどは除外します
- コードを書く
- コンパイルしてクラスファイルを生成する
- 実行する
- JARファイルなどにアーカイブする
- javadocを生成する
以降の章では、上Javaコマンドを使用して上記の作業を実際に行い、
各コマンドについて解説していきたいと思います。
実際に手を動かすという方は、
こちらからApache Commonsのcommons-lang3-x.xx.jar
をダウンロードしておいてください。
第2章 Javaのコードを書く
当記事では、以下のサンプルを使ってJavaアプリケーションの実行を学びます。
なお、コマンドの説明用に以下の構成にしているだけなので、
ソースコードとして綺麗とは言い難いです。
サンプルコードでは、/java-sample直下に以下のようなフォルダ構成があるとします。
※ルート直下で作業すると危険なので、任意のディレクトリを切って作業した方が安全です
package com.example.app;
import org.apache.commons.lang3.StringUtils;
public class UseCommons {
// javaコマンドにUseCommonsを指定して実行した際に実行される処理
public static void main(String[] args) {
System.out.println(CommonsHelper.returnNgStrIfHasProbrem(null));
System.out.println(CommonsHelper.returnNgStrIfHasProbrem(""));
StrFactory strFactory = new StrFactory();
System.out.println(CommonsHelper.returnNgStrIfHasProbrem(strFactory.sayHelloWorld()));
}
// インナークラスを定義した場合のコンパイル結果を見るためのヘルパークラス
static class CommonsHelper {
//CommonsのAPIを利用して、文字列が空、もしくはNullの場合に”NG"を返却する
static String returnNgStrIfHasProbrem (String target) {
if (StringUtils.isEmpty(target)) {
return "NG";
} else if (StringUtils.isBlank(target)) {
return "NG";
}
return target;
}
}
}
package com.example.app;
public class StrFactory {
public String sayHelloWorld() {
return "Hello World!";
}
}
記事がいささかボリューミーになってきたので、以降は記事をリンクにして分割しました。
第3章 ソースコードをコンパイルする : javac
第4章 コードを実行する : java
第5章 成果物をアーカイブする : jar
第6章:Javadocを生成する : javadoc
おわりに
以上、長々とJavaのコアツールについて書いてきましたが、これらの記事を読めば
最低限、Javaのコーディングから成果物の作成に関してはターミナルなどのCUIから
実行できるようになるのではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。