ユニットテストとは
小さな単位(ユニット)の動作を確認するテスト
ユニットテスト(別名:単体テスト)とは、クラスやメソッドが、プログラマの想定通りに動作することを確認するテストである。
ユニットテストの限界
ユニットテストは万能ではない。ソフトウェアは複数クラスの相互作用、品質、セキュリティなど様々な要素を持っているが、ユニットテストのみでそれらを保証することはできない。
JUnitとは
Javaのテスティングフレームワーク
JUnitに限らず、多くのテスティングフレームワークは以下を提供する。
- テストの記述方法(コードの見た目を揃える)
- テストの検証方法(テスト結果の見た目を揃える)
- テストの実行方法(テスト実施の際の操作を揃える)
簡単に言ってしまえば、「誰が書いても同じようなテストコードになり、誰の書いたテストであっても検証結果がすぐ理解でき、誰でもテストの実施が可能になる」機能を提供するのがJUnitである。
JUnitのバージョン
JUnitは、Java5のアノテーションの導入前後で大きくバージョンが異なっており、アノテーション対応前のJUnit3と対応後のJUnit4に分かれる。
チュートリアル
JUnitテストの作成〜実施
JUnitの作成〜実施は、おおまかに以下の手順で行う。
最初だけ行う手順
-
環境構築
以下の環境のセットアップを行う。
・JDK
・Eclipse
・JUnit用プラグイン(必要な場合のみ) -
プロジェクトの作成とライブラリの追加
Eclipseでプロジェクトを作成し、下記のいずれかのjarファイルを追加する。
・junit-4.x.jar
JUnitとHamcrestの一部の機能をパッケージしたライブラリ。
・junit-dep-4.x.jar
junit-4.x.jarからHamcrestを除いたもの。Hamcrestのより多くの機能を使用したい場合はこちらを使用し、別途、Hamcrestのライブラリを追加する。
テスト対象ごとに行う手順
3. テスト対象クラスの作成
4. テストクラスの作成
5. テストの実施と結果の検証
※上記手順の詳細な内容は後続の章を参照
参考文献
この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。