顧客データのプライバシー保護
Bedrockでは、AWSおよびサードパーティーのモデルプロバイダーが、ユーザーが提供した入力データや生成された出力を利用して、モデルをトレーニングすることはありません。
AWSは明確に、
『Bedrockへの入力データや出力データをモデルトレーニングに使用しない』
ことを保証しています。
データ転送の暗号化
Bedrockでは、
『データの転送時にセキュリティを確保するためにSSL接続』
を使用しています。
SSL接続により、データは転送中に暗号化され、外部からの不正なアクセスや盗聴から保護されます。これにより、機密データが安全にネットワークを介してやり取りされることが保証されます。
カスタムモデルの暗号化
『AWS KMS (Key Management Service)』 によって、2種類のキーのどちらかを利用できます。
-
AWS所有キー
- Bedrockでは、標準として、カスタムモデルの暗号化にAWS所有キーが自動的に使用されます。
-
カスタマーマネージドキー
- 顧客自身で管理するカスタマーマネージドキーを使用する
AWS所有キー
- AWSが所有し管理する暗号化キー
- ユーザーが直接アクセス、管理、監査することはできない
- 無償 で提供されため、ユーザーは追加のコストを負担することがない
アーティファクト
『モデルのトレーニング中に生成されるデータや成果物のこと』
モデルのカスタマイズプロセスでは、モデルのトレーニング中に生成されるデータや成果物をセキュリティの観点から暗号化する必要があります。
- トレーニングされたモデルのファイル
- トレーニングログやその他のメタデータ
これらは機密性が高いため、BedrockではKMS を使用して暗号化することが推奨されています。
モデルへのアクセス
Bedrockでは、基盤モデルへのアクセスはデフォルトで許可されていません。
そのため、
『基盤モデルを使用する前に、Bedrockコンソールを通じてモデルアクセスをリクエストする』
必要があります。
この手順を行うことで、特定の基盤モデルへのアクセス権が付与され、モデルの利用が可能となります。また、モデルへのアクセスはリージョン毎に行う必要があります。
サービスロール
『AWSサービスがユーザーに代わって特定の操作を実行するために必要な権限を持つIAMロールのこと』
Bedrockでは、モデルカスタマイズやエージェントの作成などのタスクを実行する際に、適切なサービスロールを使用してこれらの操作を行います。