はじめに
わたしが Google プロジェクト管理:プロフェッショナル認定証で得られた素晴らしい体験を、要点をまとめ小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
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カンバンボードとは
以前、バーンダウンチャートを使って進捗を視覚化することの重要性について学びました。そして朗報です。スプリント中のチームの進捗を支援する視覚的なツールは他にもあります。それは、「カンバンボード」です。
チームによっては、これをカンバンボードではなく、 スクラムボード と呼ぶこともあります。この2つには細かい違いはありますが、基本的には同じツールを指しています。
3つの主要な機能
スクラムガイドでは、スクラムボードが何であるかは正確に規定されていませんが、市場で入手可能ないくつかのスクラムツールは、カンバンボードにいくつかの機能を追加したボードを提供しています。これらの機能は、特にスクラムに適しています。どのボードも、スクラムチームにとって素晴らしいスプリント追跡ツールになる3つの主要な機能を持っています。
1.可視化
可視化は、学習と追跡のための重要な戦略となりえます。
このカンバンボードは、私たちが知るべきすべてのことを一目で伝えることができます。ボード上の議論したい特定の作業項目を指さしたり、作業項目をチェックインするときにバリエーションや色、大きさのある画像を使用したり、チームのどこに課題があるのかに気づいたりすることができます。このように見える化しないと、どこを改善すればいいのか、なかなか見えてきません。
2.WIP制限
『WIP制限は、チームが常にアクティブに作業している作業項目の数を制限するもの』
このボードを使えば、WIP制限がどこにあるのか、簡単に気づくことができますこれは、スクラムの価値の1つであるチームの集中を提供します。
マルチタスクなんてありえないという考えを聞いたことがありますか? スクラムでは、それはとても正しいことです。そして、仕事が多ければ多いほど、効率は悪くなります。 カンバンやスクラムボードを使うとき、各チームは自分たちの構成や文脈に基づいてWIPの制限を設定することができます。こうすることで、チームがWIPリミットを超えているときに、本当に明白に気づくことができるのです。
3.仕事の流れ
そして最後に、カンバンボードを使うことで、チームの実行プロセスを通じた仕事の流れをよりよく理解することができます。
カンバンボードを使い、チームは
- To do
- Doing
- Done
という段階を経てアイテムを移動させます。
この作業はしばしばデイリースクラムで行われるが、チームはいつでもアイテムを移動させることができます。