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Googleデータアナリティクス:分析的思考

Last updated at Posted at 2023-04-03

はじめに

本記事は、Googleデータアナリティクスのプロフェッショナル認定証のプログラムより、参照させて頂いています。興味を持った方は、是非受講してみてください。

分析的思考

分析的思考とは、

『課題を特定し、定義し、 体系的かつ段階的に データを用いて 課題を解決すること』

分析的思考において、5つの側面を把握することが大事です。

  1. 可視化
  2. 戦略的
  3. 課題指向
  4. 相関性
  5. 大局指向・詳細指向

1.可視化

可視化とは、情報を視覚的に表現することです。

例えば、グラフやマップなどの デザイン的要素です。

可視化が重要なのは、情報を効果的に理解し、説明するのに役立つからです。

想像してみてください。 グランドキャニオンとは何かを説明する場合、 言葉で説明するよりも、 写真を見せるほうがはるかに簡単ですね。 グランドキャニオンを可視化することで、 要点をより迅速に伝えることができます。

2.戦略的

利用できるデータが豊富にある中で、 戦略的思考を持つことは、 要点を捉え、 スムーズに事を進めるカギとなります。

戦略を立てることで、

  • データを使って、何を達成したいのか、どうすればそ達成できるのかがわかります。
  • 収集した データの質と有用性を高めることができます。

3.課題指向

プロジェクト全体を通して、 常に課題を念頭におく必要があります。

  • 例えば、あるデータ アナリストが 倉庫の備品が常に欠品している という課題の解決を依頼されたとします。 データ アナリストは、 さまざまな戦略や プロセスを通じて解決を試みます。 しかし、一番の目標は、 欠品を生じさせない、 ということです。

また、データ アナリストは 多くの問いかけをします。 そうすることで、 コミュニケーションを円滑にし、 解決までの時間を短縮できます。

  • 例えば、ある商品の 使用体験について購入者にアンケートを取れば、 その問いかけの結果からインサイトを得て、 商品を改良することができます。

4.相関性

2つ以上のデータの間に相関性を見出します。 相関性とは、関係性のようなものです。 データには、さまざまな相関性があります。

  • 例えば、髪の長さとシャンプーの使用量には 相関性があります。
  • 例えば、雨が多い季節になると 傘がたくさん売れるという 相関性に気づくかもしれません。

ただ、データの相関性を特定するのに、 常に心に留めておきたいことがあります。 相関性は因果関係と同じではないということです。 つまり、2 つのデータが同じ方向性を 示したとしても、 必ずしもそのデータは 関連しているとは限らないのです。

5.大局指向・詳細指向

大局指向とは、細部だけでなく、 全体像を見ることです。

  • そのよい例は、ジグソーパズルです。 大局指向とは、 完成したパズルを見るようなものです。 パズルを構成する個々のパーツに とらわれることなく、全体像を 俯瞰して見ます。 個々のパーツにばかり目を向けていたら、 その先の全体像が見えなくなります。 だからこそ、大局指向が大切なのです。 ズームアウトして、 可能性や機会を見出すのです。 これによってわくわくするような 新しい発想や革新にもつながり得ます。

一方、詳細指向では、 計画を実行するために必要な すべての側面を把握します。

  • つまり、パズルを構成するピースです。

ビジネスの世界では、大局指向と 詳細指向を併せ持つ社員が 活躍できれば、さまざまな課題を 解決することができます。 私たちの多くは、どちらか一方のみが得意です。 しかし、その両方のスキルは いつでも磨くことができます。

データ アナリストが 解決策を見出すときに 使用する問いかけ

その課題の根本原因は何か?

この問いかけは頻繁に使用します。 根本原因とは、 ある問題が発生する理由のことです。 根本原因を特定し、取り除けば、 その問題の再発を防ぐことができます。 ここで、根本原因を簡単に 特定できる方法を使ってみましょう。

それは、なぜなぜ分析と呼ばれるプロセスです。 なぜなぜ分析では、 「なぜ」の問いかけを 5 回繰り返して 根本原因を明らかにします。 5 回目の問いかけで得られる答えは有用で ときに驚くべきインサイトを もたらしてくれます。

あなたはブルーベリーパイを作りたいのに、ブルーベリーがなかったとします。 そこで、

  • 「なぜブルーベリーパイが作れないのか?」
    と自問自答します。 答えは、 店にブルーベリーがなかったから、です。

次に、

  • 「なぜ店にブルーベリーがなかったのか?」

と問いかけます。 そして、今シーズンはブルーベリーの木に 十分な実がならなかったことに気づきます。

次に、

  • 「なぜ十分な実がならないのか?」

と問います。 そして、鳥が実を全部食べてしまっていた という事実にたどり着きます。

次は 4 回目の「なぜ」です。 4 回目の「なぜ」の問いで、

  • 「鳥は本来、桑の実を好み、 ブルーベリーは食べないが、今シーズンは 桑の実が十分ならなかったので、桑の実の代わりに ブルーベリーを食べていた」

という答えにたどり着きます。

そしてついに最後の 5 回目の「なぜ」 を問い、根本原因を明らかにします。 答えは、

  • 「遅霜で桑の木が傷んでしまい、 実がつかなかったから」

でした。 つまり、ブルーベリー パイが作れない原因は、 数か月前の遅霜にあったのです。

このように「なぜ」の問いかけを 5 回繰り返すと、 意外な根本原因が見えてきます。 これはとても有用な手法です。 データ分析においても大いに役立つプロセスです。

プロセス内のどこにギャップがあるのか?

ギャップ分析では、

『将来あるべき姿に達するために 現在のプロセスが どう関係しているかを調べ、評価します。 』

企業はギャップ分析を用いて 商品の改良や効率化など、 あらゆることを行っています。

ギャップ分析の一般的な手法は、 あるべき姿と比較して 現在の状況を把握します。 そして、現状と将来の状態の間に存在する ギャップを特定し、それをどのように 埋めるかを決定します。

これまで考慮してこなかったことは何か?

これは、あるプロセスでどのような情報や手順が 欠けているのかを考え、よりよい意思決定や 戦略を進めるための方法を特定するための 優れた手法です。

これらの問いかけは、データ アナリストが 日々の業務で使用するほんの一例に過ぎません。 データ アナリストの思考法や問いかけは、 企業の意思決定に大きな影響を与えます。 だからこそ、分析的思考と 正しい問いかけとは何かを理解することが、 企業全体の成功に大きな 影響を与えるのです。

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