はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
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デザイン思考のフレームワークとは
デザイン思考のフレームワークは、ユーザー中心の問題解決アプローチであり、ユーザーは誰か、彼らの問題は何か、デザインは何を含むべきかを理解するのに役立ちます。
このフレームワークは5つのフェーズで構成されています。
- Empathize: 共感
- Define: 定義
- Ideate: アイデア
- Prototype: プロトタイプ
- Test: テスト
直線的なプロセスに見えますが、このフレームワークは反復的であるべきです。つまり、デザインを洗練させるために特定のフェーズを繰り返すということです。例えば、テストで得られたフィードバックに応じて、さらなるリサーチや新しいアイデアのブレーンストーミング、新しいプロトタイプの開発が必要になるかもしれません。
共感
ユーザーとその問題、欲求、ニーズ、そしてユーザがデザインを体験する環境や状況についてより深く知ることが目標です。
重要なことは、思い込みや推測から離れ、リサーチ結果をあとのデザインフェーズの意思決定に反映させることです。
ユーザーリサーチには、アンケート、インタビュー、観察などが含まれます。
また競合製品に関するリサーチも必要かもしれません。
定義
このフェーズでは、共感フェーズで得たリサーチ結果を分析し、どのユーザーの問題を解決することが最も重要なのか、またその理由は何なのかを決定します。
重要なことは、明確な問題提起であり、あなたのデザインが解決しようとするユーザーのニーズの記述することです。
アイデア
アイデアの目標は、できるだけ多くの設計ソリューションを考え出すことです。最も明白なソリューションが常に正しいソリューションであるとは限らないため、最初のソリューションに妥協しないでください。
アイデアには、チームの他のメンバーとの共同ブレーンストーミングが含まれ、問題に対して可能な限り多くの解決策を生み出します。これには、マーケティング、エンジニアリング、製品管理、または製品やサービスに関するその他の利害関係者が含まれる可能性があります。
ブレーンストーミングセッションでは、考えられるすべての解決策を検討する必要があります。何かが「良い」アイデアなのか「悪い」アイデアなのかに焦点を当てるのではなく、できるだけ多くのアイデアを集めてください。
ブレーンストーミング後、潜在的なソリューションを分析し、プロトタイプとして追求するのに最適なオプションを選択します。ユーザーまたは競合他社の調査に戻ってアイデアを絞り込むことができます。
また、ユーザーフローを作成して、ユーザーがソリューションをどのように操作するかを説明することもできます。
プロトタイプ・テスト
プロトタイプフェーズでは、機能を実証し、テストに使用できる製品の初期モデルを作成することを目標としています。
プロトタイプ作成とテストは相互に関連しています。つまり、プロトタイプの作業が完了するまでテストを待つのではなく、プロトタイプ開発の各段階で設計をテストします。初めてユーザーにデザインを提示するときにデザインが洗練されすぎていると、あまりフィードバックが得られない可能性があります。ユーザーのフィードバックに基づいて設計を繰り返すことができるように、設計プロセス全体にテストを含める方法を検討してください。
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たとえば、簡単なスケッチ、ワイヤーフレーム、またはサイトマップをユーザーに提示することで、デザインの背後にある概念をテストできます。
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学んだことを踏まえて、次は紙より詳細な設計(忠実度の低いプロタイプ)で、ユーザーテストをもう一度実行することができます。
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ある時点において、FigmaやAdobe XDなどのツール(忠実度の高いプロトタイプ)を使用して、実用的なインタラクティブモデルにし、それもテストします。
プロトタイプ・テストフェーズの目標は、製品またはサービスの設計が使いやすく、ユーザーの問題を解決するかどうかについて洞察を得ながら、プロトタイプを改良し続けることです。
最終的にある時点において、プロトタイプを完成し、それを開発者に提供することで、開発者はあなたのデザインを製品に変えてくれます。