はじめに
わたしがGoogle UX Design Certificateで得られた素晴らしい体験を、特に重要だと思われるポイントを小さく分割して、わかりやすく簡潔に紹介していきます。
興味があれば、ぜひ Google UX Design Certificateを受講してみてください。
デザイン批評会とは
デザイン批評会は、UXデザイナーがチームメンバーに自分の作品を発表し、フィードバックを聞くために計画された時間です。また、この活動は、他のチームメンバーにフィードバックを与える練習をする絶好の機会でもあります。
参加者
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ファシリテーター : 批評会を運営し、プロセスを導きます。また、時間を監視し、目標が守られているかどうかを確認することもあります。さらに、全員の声が反映されているか、すべてのアイデアが共有されるのに十分な時間があるかを確認します。ただし、すべてのデザイン講評会がファシリテーターによって運営される必要はないことを覚えておいてください。
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プレゼンター : セッションで自分の作品を他の人と共有するデザイナーのことです。もしあなたがプレゼンターなら、事前に準備する必要があります。積極的に参加し、フィードバックがあった後に明確化するために質問できるように準備しておきましょう。
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レビューアー : デザインについてのフィードバックを行い、取るべき行動を明確に提示します。デザイン批評では通常、複数のレビュアーが存在します。
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メモ係(オプション) : レビュアーからのアイデアやフィードバックをすべて記録し、プレゼンターが完全にプレゼンスと集中力を保てるようにすることができます。
進行
批評会の進め方を記します。
- ファシリテーターがデザイン批評会の概要を説明し、具体的な目的を定義します。
- プレゼンターは自分のデザインを共有します。その間、レビュアーは質問、アイデア、好きなもの、課題という形でフィードバックを書き留め始めます。
- ファシリテーターは、レビュアーに順番にフィードバックを説明させます。
- ファシリテーターは批評会を総括します。
デザイン批評会のベストプラクティス
準備
デザイン批評会用のプレゼンを準備する際には、デザイン決定の背景にある考え方について議論できるようにしておく必要があります。
次の5つの質問に集中することが有効です。
- 誰のためにデザインしているのか?
- どのような問題を解決しようとしているのか?
- あなたのデザインは、これらの問題をどのように解決していますか、あるいは解決していませんか?
- あなたはデザインプロセスのどの段階にいますか?
- デザインのどの部分についてフィードバックを求めていますか?
『フィードバックを得るのに十分な情報を提供すること』
発表
さて、これでプレゼンの準備は万全ですね。それでは、批評会でのプレゼンターのベストプラクティスを紹介します。
- アクティブリスニングに重点を置くことが重要です。自分の悪いところを指摘されるのは、なかなかつらいものです。身構えてしまったり、説明したくなってしまうこともあるでしょう。そうではなく、相手の言い分をよりよく理解するために、耳を傾け、質問することに集中しましょう。
- セッション後には、受け取ったフィードバックに基づいて、いつ、どのようにアクションを起こすかを考えます。
『フィードバックによって、船が正しい方向に進んでいるのか、それとも大なり小なり方向転換が必要なのかを理解すること』
デザイン批評会のフィードバックによる改善例
『画面上部のアイコンデザインを見直す』
- 修正前: 画面上部の3つのアイコンはそれぞれ円で囲まれ、その下にテキストラベルが添えられていました。
- 修正前: 円も文字もなく、アイコンは単独で表示されています。この新しいデザインは、すっきりとしていて、忙しない印象です。
こうした作業を必要に応じて反復的に行います。
参考)