cdコマンドでディレクトリ移動をして、元にいたディレクトリに戻りたいとき、 cd ../hoge みたいに入力するのがそろそろ面倒くさい...
そんなときに、pushdコマンドとpopdコマンドをセットで知っていると一瞬で元にいたディレクトリに戻れて便利です。
pushdコマンドでディレクトリ移動
ディレクトリ ~/user/dir1 からディレクトリ ~/user/dir2 へ移動したい場合、pushdコマンドはcdコマンドと同様に使用します。
~/user/dir1$ pushd ~/user/dir2
~/user/dir2 ~/user/dir1
ディレクトリ ~/user/dir2 に移動しました。
~/user/dir2$
ここまではcdコマンドと同じです。
では、元にいたディレクトリ ~/user/dir1 に戻るために、popdコマンドを使用します。
popdコマンドで元にいたディレクトリへ
ただpopdを打つだけです。
~/user/dir2$ popd
~/user/dir1
一瞬でディレクトリ ~/user/dir1 に戻ってきました。
~/user/dir1$
注意
pushdコマンドとpopdコマンドは、主にコマンドライン上やbush限定環境で使用されるコマンドのため、FreeBSDやSolairsでは使用できません。
おわりに
ずっとディレクトリ移動はcdコマンドを使ってきたので、ついついcdコマンドを使ってしまいがちになりますが、これからはpushdコマンドに切り替えていこうと思います。