既に先駆者がいらっしゃるのだが、少しキャッチーな情報を自分で加えておく。
お断わり
- 公式ページのニュースでも簡易な解説は書いてある上、上述した先駆者の方の情報でも足りない方向けの記事 ではない 。
- ダウンロードした『NEUTRINO』のファイル内容を弄れる事(テキストエディタがあればできる)。
「くそ長い、はよ言え。コマンドの意味は判るし、Typoもフツーに見付けれるし、自己責任はフツーだろ」な方向け
- 『NEUTRINO』のダウンロードと展開。必要があれば初めのうちに好みの歌声ライブラリもダウンロード。
- ついでに
sudo apt install gcc; pip3 install numpy scipy
もしておくと良いかと。 cd /path/your/NEUTRINO/
find . -type f -name '*.sh' -exec sed -i -e 's/python/python3/g'
find . -type f -name '*.py' -exec sed -i -e 's|/usr/bin/python|/usr/bin/python3|g'
-
./NSF/conifg.py
ファイル内のpython_cmd
に代入する文字列をpython3
にしておく。 -
./Run.sh
を叩いて様子見。./output/sample1_syn.wav
が生成されていれば問題無いでしょう。
なお『CUDA』や『ROCm』については触れない。なぜなら 筆者の手持ちのマシンを新調する前に、お役所の福祉の窓口のお世話になる程度に大貧民と堕ちた からである。
『NEUTRINO』実は『Sinsy』の血を継ぐフリーソフトウェア
曰く;
使用しているフレームワークはこちらになります。
Sinsy(http://sinsy.sourceforge.net)
WORLD(https://github.com/mmorise/World)
chainer(https://chainer.org)
NSF(https://github.com/nii-yamagishilab/project-CURRENNT-scripts)
という事でばっちり『Sinsy』の名が挙がっている。
実は公式ページの簡易な説明での;
3.(NSFを使う場合のみ)Python及びpip、numpy、scipyをインストール
4.(NSFを使う場合のみ)nvidia-driverをインストール
5.(NSFを使う場合のみ)CUDA Toolkitをインストール
を飛ばして実行できるので筆者の様な、
「5年落ちハードのUbuntuマシン」
しか無い様な大貧民でも『NEUTRINO』に歌ってもらえる事を付け加えさせて頂く。
とはいえ、『NSF』の機能内でビデオカードを用いなくても個人的には及第点を越えた音声が生成されるので、
Python周りの環境整備をしておくと幸せなUbuntuでの『NEUTRINO』Pデビューを果たせるかと存ずる。
本題『東北ずん子』氏に歌ってもらう
とっても簡単だった。しかし改善・ハックできそうな所は割とある;
- ダウンロードしたライブラリの
.zip
ファイル内にフォルダ(ディレクトリ)名が 全て大文字 のフォルダを 丸ごとNEUTRINO/model
に展開する。 -
./Run.sh
のModelDir=
の値を、上の工程で入れたフォルダ(ディレクトリ)名に書き換える。 -
./Run.sh
を実行。コーヒータイム。
これで『東北ずん子』氏の歌う『春が来た』が ./output/
配下に出たらバッチグー!
ただし、
「毎度書き換えるのも少し使い辛いので、CLIラッパーを作っても良いのかもしれないなー」
と思った。
WANT: 他調査したい事
- 『ROCm』で『CUDA』の実行いける?
-
『ROCm』の『Kernel module』(
amdgpu-dkms
)単体でも『CUDA』の処理はできるのかな?- XanModカーネル使いたい。
※姉妹記事で「Ubuntuで創作活動を本気でやりたい方の為の記事」があったりします。