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TidalCyclesのインストール Windows10 + VSCode

Last updated at Posted at 2021-05-18

ライブコーディングによる音楽演奏をするためTidalCyclesと関連アプリをWindows10にインストールし、VSCodeでのコーディング環境を構築した。

つまづいたポイント2つと音を出すまでの流れを記す。

インストール方法

Qiita: TidalCyclesのインストール2018年版
Qiita: TidalCyclesによるオーディオプログラミング例
TidalCycles入門 (2): VS Code 上での実行環境

上の3記事を読んでいただければ事足りるので詳しくは割愛する。3つの手順にまとめると

  1. Windows用のパッケージング管理ツールchocolateyをインストールする。
  2. chocolateyでTidalCycles本体と関連アプリを一括インストールする。
  3. VSCodeの拡張機能TidalCycles for VSCodeをインストールする。

つまづきポイント1

2で一括インストールするとき、不要なアプリのインストールはスキップできる。エディタはVSCodeを使用するのでAtomエディタのインストールをスキップした。

するとTidalCycles本体のインストールに失敗してしまった。

エラーメッセージを読むと、Atomエディタ用のTidalCycles拡張機能のインストールに失敗したというようなことが書いてあったので、Atomエディタをインストールしたうえで再度TidalCycles本体をインストールしてみると上手くいった。

音を出してみる

3まで終えて必要なもののインストールは完了した。さっそく音を出してみる。

SuperColliderを起動する

supercollider.JPG

SuperCollider上でSuperDirtを起動する

SuperDirt.Startと書き、その行にカーソルを合わせてCtrl + Enterで起動する
supercollider2.JPG
右下のウインドウPost windowSuperDirt: listening to Tidal on port 57120と表示されれば起動に成功している。

VSCodeでTidalCyclesのコードを書く

拡張子.tidalのファイルを作成し、キックドラムを演奏するコードを書く。

test.tidal
d1 $ sound "bd"

この行にカーソルを合わせてCtrl + Enterで音が鳴るはずであった。が、しかし・・・

つまづきポイント2

VSCodeのコンソールにて下のエラーメッセージが出て音は出なかった。

Error: EntryNotFound (FileSystemError): GHCI path could not be found. Attempted paths: ghci, ghci, /usr/local/bin/ghci, C:\Users\PC_User/.ghcup/bin/ghci

どうやらgchiへのパスが見つからないらしい。

ghciについて調べてみると

  • ghciはHaskell言語のインタープリタ
  • TydalCyclesはHaskellのライブラリ

らしい。兎にも角にもghciのパスを通す必要がある。方法は簡単。

VSCode拡張機能TidalCycles for VSCodeの設定にてパスを設定する

設定(歯車マーク) > 検索バーにTidalCyclesと入力> Tidalcycles: Ghci Pathの欄にghciのパスを記入する

ghcipath.JPG

私の環境ではパスはC:\tools\ghc-9.0.1\bin\ghci.exeであった。

念の為VSCodeを再起動後、test.tidalにてctrl + Enterを押すと音が出た。

おまけ: サウンドブラウザー

TidalCycleはSuperCollider上で起動したSuperDirtの音源を再生している。VSCodeで音源の一覧表示と視聴ができるようにすると便利。

方法はTidalCycles入門 (2): VS Code 上での実行環境おまけの設定: サウンド・ブラウザーの項の通りに設定すれば良い。

音源格納フォルダーはC:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\SuperCollider\downloaded-quarks\Dirt-Samplesだった。

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