LoginSignup
0
0

More than 3 years have passed since last update.

libusbを参照する共有ライブラリでビルドエラーが出た話

Last updated at Posted at 2020-10-23

ことの起こり

ubuntuでlibusbを使うプログラムを作成中

$ gcc -c testUsb.c
$ gcc testUsb.o testUsb -lusb

普通はこんな感じでビルドできると思うんですが、
これを実行ファイルではなく共有ライブラリ(.so)にしようと思ったらビルドエラーが出るのですね。

$ gcc -c testUsb.c
$ gcc -shared -fPIC testUsb.o -o libTestUsb.so -lusb
/usr/bin/ld: testUsb.o: relocation R_X86_64_PC32 against symbol `devInfo' can not be used when making a shared object。 -fPIC を付けて再コンパイルしてください。
/usr/bin/ld: 最終リンクに失敗しました: bad value
collect2: error: ld returned 1 exit status

なんですかこれ。初めて見ました。

調べてみる

エラーの内容としては「libusb が -fPIC つけてビルドされてないんで、この文脈では使えませんよ。使いたいなら libusb を -fPIC つけてビルドしなおしてください」って意味かな。

いやいや、こんなことで libusb ビルドしなおしとかそりゃないでしょう。

え? これで解決?

色々試してみたのだけど、ことごとく失敗だったので(libusb の再ビルドはしない方向で、、)あまりここで細かく書く必要はないと思うのだけど、最終的に解決したのは以下のようにビルド。

$ gcc -shared -fPIC testUsb.c -o libTestUsb.so -lusb

.o ファイルを作らないで、.c ファイルから直接コンパイル&リンク。
これでエラーが起きずにちゃんと動作する .so ファイルができたのだけど、.o ファイルを生成する場合と何が違うんだっけ。。

普段なんとなくやっちゃってることを正しく理解できてないなぁ、、
今度はこれでなぜうまくいくのかを調べないと。

追記

あ、これ、、

$ gcc -c testUsb.c
$ gcc -shared -fPIC testUsb.o -o libTestUsb.so -lusb

こうじゃなくて、、

$ gcc -fPIC -c testUsb.c
$ gcc -shared testUsb.o -o libTestUsb.so -lusb

こうか。コンパイルするときに -fPIC つけないといけないのね。
答えが分かってみると当たり前すぎた。。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0