6
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Azure Monitor を使用して仮想マシンを監視

Posted at

この記事は「NEXTSCAPE Advent Calendar 2020」の2日目です。

2年程前に、AzureのIaaS監視周りをまとめた記事を書かせていただきましたが、 あれからAzure Monitor for VMs というサービスが新たにできていますので紹介したいと思います。
image.png

##Azure Monitor for VMsとは
ざっくり言うと、仮想マシンをAzure Monitor ログ(LogAnalytics)にデータを流し、
ポータル上でパフォーマンス等の情報を可視化し、分析しやすくなったサービス。
LogAnalyticsワークスペースでパフォーマンスカウンターを設定してた今までのものとは別であり、ログは別テーブルで管理されています。

##設定してみる
image.png
モニター > 仮想マシン から 任意の仮想マシンの「有効にする」ボタンをポチり。

image.png
サブスクリプションとLogAnalyticsワークスペースを選択して「有効」を押すだけです。
数分でデプロイ完了です。

image.png
「パフォーマンス」や「マップ」が表示されるようになりました。
グラフはピン止めがあるので、ダッシュボードへの貼り付けが可能ですね!

image.png
障害時の問題の切り分け時に活躍しそうですね。

image.png
有効にした事で、仮想マシンの拡張機能に
Azure Monitor for VMsのマップ機能を提供する為の「DependencyAgentWindows」
Windows用のLog Analytics(AzureMonitor)エージェントである「MicrosoftMonitoringAgent」
がインストールされている事が確認できます。

##ゲストOSの正常性(プレビュー)機能について
仮想マシンやLogAnalyticsのリージョンが対応済みで
システム割り当てのマネージドIDやWorkloadMonitorのプロバイダ登録していれば、利用可能です。

image.png
分析情報 > 正常性(プレビュー) > 有効化 > 「アップグレード」ボタンを押すだけです。

image.png
CPU使用率、ディスクの空き容量、メモリの正常性が表示されました。

image.png
「構成」では、正常性状態のロジックが設定可能です。アラートは、分析情報として表示のものになります。

image.png
LogAnalyticsにAzure Monitor for VMsのログが出ているので、
閾値を超えた場合にメール通知などを行う場合は、今まで通りLogAnalyticsのクエリからアラートルールを設定すれば良いかと思います。

##まとめ
LogAnalyticsワークスペースで仮想マシンのパフォーマンスカウンターを設定してた時よりも、Azure Monitor for VMsの場合は、とても設定が簡単になっています。
また、LogAnalyticsにログを流しているので、今までと同様にアラート設定も可能です。

今後、新たにログを設定するのであれば、Azure Monitor for VMsを検討してもいいかもしれません。
また、LogAnalyticsの課金のみなので、すでにLogAnalyticsを使用しているのであれば、まずは有効にしてみたりと試しやすいですね。

■NEXTSCAPE Advent Calendar 2020
アドベントカレンダーについてはコチラ

6
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?