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【イベントレポート】「シフトレフトテストの推進と今後の展望」

Last updated at Posted at 2024-03-28

はじめに

◆この記事は何?
イベント「伊藤 由貴さん、ブロッコリーさんに聞く!シフトレフトテストの推進と今後の展望」のレポートです。

◆対象は?
ソフトウェアテストやソフトウェア品質に興味がある方

◆この記事のねらい
シフトレフトの実践方法をお伝えできればと思います。

イベント概要

◆イベント名
「伊藤 由貴さん、ブロッコリーさんに聞く!シフトレフトテストの推進と今後の展望」

◆日程
2024年3月28日

◆場所
オンライン

◆コンセプト
イベントページで次のように紹介されています。

シフトレフトの重要性や開発生産性の向上、社内での進め方、実例など
様々な観点からQAのシフトレフトへの取り組みをご紹介いただきます。

イベントハッシュタグ
#shiftleft_autify_findy

オープニング『シフトレフトとは』

オーティファイ株式会社 QAマネージャーの末村拓也さん

1分でシフトレフトを紹介します」という一言からスタート。

シフトレフトとは?

シフトレフトとは、テストフェーズでのテストを前倒しすることです。

「ソフトウェア品質を高める開発者テスト」では、「品質の向上活動を設計コーディングフェーズにもっていくという活動」と説明されています。

前倒ししたい理由

もし前倒ししないと、次のような影響があります。

  • バグをキャッチするのが遅れる
  • テストが難しい
  • テストにしわ寄せが来る(十分なテスト期間が与えられない)

シフトレフトの二つの軸

①テストレベルのシフトレフト
テストレベル:「単体テスト」「結合テスト」などの粒度のこと
例:これまでシステムテストでテストしていた内容を結合テストでテストする

②プロセスのシフトレフト
より早い段階からテスト活動を始める

LT①『シフトレフトの1歩目として”テスト”を分解&可視化した』

株式会社カカクコム QAエンジニア 伊藤由貴さん

↓資料はこちらで公開されています。

まずはテストレベルのシフトレフトの話。

発表内容はまさにタイトル通りで、シフトレフトの1歩目のために、テストを小さく分解して、可視化した実践例をご紹介いただきました。

発表では、どういう風に声を掛けたか?など現場レベルの説明もありました。

◆印象に残ったポイント

「テスト」をおおきな塊として扱っているように見えた
実際は、「テスト」の中で様々なことを行っている
塊のままでは、シフトしづらい

塊のままではシフトしづらい」は腑に落ちました。

自分の中でシフトレフトできていなかった要因が理解できました。
テストを分解/可視化する理由がよくわかりました。

分解方法や可視化の結果は資料を見ていただければと思います。

シフトレフトしたいときに参考にしやすい発表でした。

LT②『継続的テストモデルを実現するためにスリーアミーゴスを用いた10Xでのシフトレフトの事例』

株式会社10X 品質管理部 風間裕也(ブロッコリー)さん

次に「プロセスのシフトレフト」の話になります。

↓資料はこちら

継続的テストモデルとは

継続的テストモデルは、シフトレフトを整理した表現の一つです。

継続的テストモデル

  • DevOpsの各段階でテストすること
  • テストはフェーズではなく、アクティビティであるということ

スライドの図がわかりやすいです。

「スリーアミーゴス」とは

「スリーアミーゴス」とは3つの立場の人が集まり、協調的に要件を確認すること
三つの立場とは、QA、開発者、POです。

「スリーアミーゴスの結果、会話を通して気づいていく」とご紹介いただきました。

◆印象に残ったポイント

スリーアミーゴスという取り組みを用いて、受け入れ基準作成時からテストを考える

私は設計時にテストを考えることはできていましたが、
受け入れ基準の作成時に、テストのことを考えることができていなかったです。

シフトレフトの余地がありそうです。

おわりに

今回のイベントに参加して「シフトレフト」の解像度を上げることができました。

まずは、受け入れ基準作成時のテスト活動を取り入れます。

それでは。

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